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【近畿学生野球リーグ4月2日開幕】1部、2部リーグ戦展望

2022年04月01日 05:37

野球

 近畿学生野球連盟(KBL)の1部春季リーグ戦は2日に大阪市の大阪シティ信金スタジアムで開幕する。1948年に創設され、国公立、私大合わせて18校で活動する連盟は「文武両道のリーグ」と呼ばれ、「フェアプレーの精神」を重んじる。今春からは旧大阪市大と旧大阪府立大の統合により誕生した大阪公立大を含む6校で覇権を争う。各校の注目選手を中心に紹介し、展望した。
 <1部展望>

 今春も激戦必至だが、選手層の厚い奈良学園大、和歌山大が、頭一つ抜け出た存在だ。

 昨秋5位の奈良学園大は18年以来4年ぶり22度目の全日本大学野球選手権切符を狙う。投手陣は最速146キロの植木が大黒柱。打線も昨秋2本塁打のスラッガー・三好、同打率.500の吉田がけん引。高田主将がチームをまとめる。

 昨春優勝、昨秋2位の和歌山大は投打の主力が大きく入れ替わったが、金谷主将、柏田、坂本と外野レギュラー陣は残った。投手陣は左腕・島を中心に、稲谷、船引を主力として計算。特に島には、先発・救援両面でフル回転を期待する。

 昨秋優勝の神戸大は得点力がチーム浮沈の鍵を握る。実績のある岡崎、佐伯の前で、いかに好機をつくるかを重視。投手陣は昨秋5勝の藤原と丹波を中心に試合をつくる。

 阪南大は主力野手が大幅に入れ替わったことで、機動力を前面に押し出した攻撃スタイルを目指す。投手陣は安定感のある竹内、最速148キロの加賀見の両右腕が軸となる。

 旧大阪市大と旧大阪府立大が統合して誕生した大阪公立大は、昨年まで両校で主力を張った大山学生監督、薗らを組み合わせ、新チームを形成。チームが一丸となって戦えるかが、ポイントとなる。

 大阪観光大は先発の榊原、抑えの井上に続く投手の台頭に期待。1部初昇格の18年は2季、2度目の昨春はリーグ戦出場辞退のため1季で降格しており、1部定着を狙う。

 <2部展望>

 今季は従来通り1カード2試合固定の総当たり戦(各校10試合)による勝率制で争われる。優勝候補筆頭は大工大。昨秋は3位だが、選手層の厚さは群を抜く。大阪大谷大は大工大に2連勝するなど地力がある。太成学院大は好投手・山元の出来がカギ。就任4年目の高橋広監督が率いる神戸医療未来大も上位をうかがう。

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