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攻守にスキのない「王者」天理大 関西国際大、神戸国際大が対抗馬 阪神大学野球秋季リーグ展望

2022年09月01日 10:00

野球

 <阪神大学野球秋季リーグ戦展望>
 3連覇中の天理大が秋も優勝争いの中心となる。春は3年生右腕の真城翔大がエースとして成長、6試合登板(先発は5)で4勝、防御率0・82と好投した。5試合登板で2勝、防御率1・01と安定した投球を見せた3年生右腕の藤居海斗との2本柱は大崩れの心配はない。打線は、春の首位打者でプロ注目の友杉篤輝を中心に得点力は高い。友杉は春10盗塁もマーク、足を絡めた攻撃は相手チームにとって脅威だろう。

 春2位の関西国際大は、1勝2敗だった左腕エース不後祐将の出来がカギを握る。不後に負担をかけ過ぎないように2番手以降の投手が踏ん張れるか。野手陣では、一石湧暉、井戸田直也、木谷颯の1年生トリオの成長が期待される。春3位・大産大、同4位・大体大はそれぞれ3・36と4・29だった防御率の改善が課題だ。

 春は5位に終わった神戸国際大は、打率・218、28得点だった得点力のアップが上位進出へのポイントになる。エース右腕の辰村悠輔が6試合登板で防御率0・84と抜群の成績を残しながら3勝2敗。打線の援護は不可欠だろう。

 甲南大との入れ替え戦を制し、初めて1部昇格を果たした大阪電通大は、ともに3年生の左腕・江本裕輝、右腕・小島遼太の2本柱が1部大学の打線相手に持ち味の投球ができるかどうかがカギを握っている。新型コロナウイルス感染状況によりリーグ戦および試合実施方法などに変更が生じた場合は、その都度、阪神大学野球連盟公式サイト上で告知される。

 <リーグ戦実施要項>

 ◆試合方法 1部、2部東西ともに2試合総当たりのポイント制で実施する。勝利3、引き分け1、敗戦0。5回以降10点差および、7回以降7点差によるコールドゲームを適用。延長戦は10回からタイブレーク方式を採用し、最大12回までとするが、2時間40分を超えて新しいイニングに入らない。

 ▼観戦 マスク着用(適宜マスクを外し、水分補給などを行う)、入場時は検温をして手指を消毒する。座席は左右2席および前後重ならないように間隔を空ける。大声による校歌・応援歌斉唱とエール交換禁止。メガホンの持ち込み、肩を組み跳びはねるなどの応援、タオルなどを振り回す行為、ハイタッチ・グータッチは禁止し、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用が推奨されている。

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