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【近畿学生野球1部のキーマン】奈良学園大 45度目のリーグ制覇へ原点回避で挑む

2022年09月02日 10:04

野球

【近畿学生野球1部のキーマン】奈良学園大 45度目のリーグ制覇へ原点回避で挑む
<近畿学生野球>奈良学園大の吉嶋(右)と辻本
 基本に立ち返って、20年秋以来45度目のリーグ制覇に照準を合わせる。奈良学園大・酒井真二監督は「守備や走塁でミスをしない。バッティングではボール球を振らない。とにかく、シンプルに尽きる」と、原点に戻って秋季リーグ戦に臨む方針を示した。
 今春は7勝6敗、勝ち点2の4位に終わった。特にリーグの序盤戦は、守備の不安定さが目立った。和歌山大との開幕2戦目は逆転勝ちしたとはいえ、チーム5失策。春季リーグ戦でのチーム通算18失策と精彩を欠いた。リーグ戦中から守備練習を増やすなど立て直しを図った成果もあり、後半戦は守備力が改善。選手の意識も高まった。

 上記の和歌山大戦で二塁手として3失策を犯した吉嶋は「ベンチ外になった2、3節の2週間は徹底的にノックを受けた」と振り返った上で、秋のリーグ戦でも「守備の課題を克服して最少失点に抑えていきたい」と守り勝つ野球を掲げた。指揮官も「(メンバーを外された)悔しさもあって、守備でもバッティングでも自分の役割を分かってプレーするようになった」と成長を認める。

 吉嶋とともにキーマンとして名前が挙がったのは辻本だ。内外野を守れるユーティリティープレーヤー。「長打を求められる選手ではないので、チャンスに強いバッティングができるようにしたい」と、攻撃面での目標を掲げ、中心選手の自覚をのぞかせた。隙のない野球を展開し、頂点をうかがう。

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