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【関西学生野球春季リーグ4月1日開幕】混戦必至! リーグ戦展望

2023年03月29日 15:58

野球

 今春も混戦模様となりそうだ。実力差が拮抗(きっこう)している理由に、完成度の高いエースが各大学にそろっていることが挙げられる。近大・田中監督が「どの大学も昨年から主戦となる投手が残っている」と警戒すれば、関大・早瀬監督は「接戦になることは覚悟している」と腹をくくる。そう簡単に大量点は望めない。どの大学も、数少ない好機で着実に得点を積み重ねる堅実な戦い方から勝機を見いだそうとしている。
 投手戦に持ち込めば、強みを発揮するのが昨秋王者の関大だ。リーグNo.1左腕と評される金丸と正捕手の有馬は、2人ともに昨年12月に行われた大学日本代表候補選手の強化合宿に招集された。全国レベルのバッテリーが今春の主役となる可能性を秘めている。

 投手力では立命大も充実している。ともに最速150キロ超の谷脇と藤本による2本柱は盤石。野手ではプロ注目外野手・桃谷も控えており、投打ともに才能豊かな選手がそろっている。

 昨年の春秋2位と復権の予感漂うのが同大だ。遊撃手の川久保に続く中核を担える打者が台頭すれば、悲願のリーグ制覇が現実味を帯びてくる。近大は、前年から抜けたバッテリーの穴を埋められるかが焦点。勝田と坂下で形成する二遊間の守備から流れを引き寄せたい。京大は、昨春3勝を挙げたエース・水江の奮闘にかかっている。

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