関西大学野球リーグ
【近畿学生野球1部のキーマン】和歌山大 不安を自信に変えて、金谷主将がV奪回に導く
2022年04月01日 05:32
野球
強豪私大の勧誘を断っての進学だった。高校2年だった2017年春にリーグ初優勝した和歌山大が全国大会に出場。選手同士が考え動く「ノーサイン野球」を貫く姿勢に興味があった。
ただ、今春は「昨年は当たり前にできていたことができない」と感じている。旧チームからバッテリーや内野陣ら主力がごっそり抜けた。コロナ禍で3月上旬までオープン戦20試合以上が中止となった。大原監督は「陣容も白紙の状態」だ。
金谷は「経験が少ないので不安な選手が多い」とみる。他人の経験を見本にして「自分もできるかも」と思える「代理経験」で自信を高める。さらに「それぞれの思いを聞いて、相手の気持ちが分かるようになれば」と、よく選手を集めて話し合いを行っている。
「国立大でも全国で勝てることを証明したい」と、まずはV奪回に照準を定めた。 (内田 雅也)