関西大学野球リーグ
【関西学生野球のキーマン】関学大・小川 堅実な守備が持ち味 「関関戦」の舞台で父に恩返しの一打誓う
2024年04月02日 10:00
野球
筑陽学園(福岡)では、2年時に春夏連続で甲子園に出場するも出場機会に恵まれなかった。3年時はコロナ禍で春夏の甲子園大会が中止になった。「甲子園に出られたのは先輩たちの代だったし、レギュラーでもなかった。甲子園に心残りがありました」。その無念を晴らそうと、関大との「関関戦」が甲子園で開催される同校への進学を決断した。
聖地で成長を見せたい人がいる。警察官の父・由則さんには幼少期から熱心な指導を受けた。「謙虚さを失うな」「準備を大切にしろ」などと厳しく教えられ、試合中に大声でしかられたこともあった。「振り返ると、その通りだなと思うことばかり」。その父は、福岡から駆けつけて関関戦を観戦する予定だ。
「燃えますね。親孝行します」。甲子園の舞台で、関大のエース・金丸を攻略して感謝を伝える。
◇小川 将信(おがわ・まさのぶ)2003年(平15)2月6日生まれ、長崎県大村市出身の21歳。小1時に、みくに野ハニーズで野球を始めて主に投手。三国中では軟式野球部に所属。筑陽学園では1年秋に背番5でベンチ入りし、甲子園には2年春夏と2季連続出場。関学大では2年春から内野のレギュラー。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル66、70キロ。右投げ右打ち。