関西大学野球リーグ
【近畿学生野球のキーマン】和歌山大は創部100年で初の連覇へ主軸が引っ張る
2024年04月05日 10:00
野球
1924年創部から節目の100年。メモリアルイヤーを迎えた和歌山大の丸山椰尋主将は「最強チーム」を掲げチーム初となるリーグ連覇を意識する。
「3年間、（各世代で）優勝したチーム、主将を見てきた。そこの中でも一番にならないといけない。最強のチームをつくる気持ちでいます」
小中高でも主将を務めたように絶対的なキャプテンシーを持つ。「今までも日本一を掲げたがなれなかった。何かを変えたい気持ちが強かった」。コミュニケーションをより重視し選手と対話、時にはぶつかり本音を聞くことで目指す方向が一致。緻密さにさらなる打力をプラスしてチーム力の底上げを図る。
「やることをやれば勝てる」。昨秋は教育実習のため、優勝の瞬間に立ち会えなかっただけに、誰よりも連覇を渇望している。
打力アップの鍵を握る一人が3番を担う吉村拓貢だ。リーグ戦デビューだった2年春は21打数無安打。同秋も無安打で3年春の神戸大戦で初安打となる左越え二塁打を放つまで実に28打席を要した。
そんな苦労人が昨秋の関西地区大学選手権の第2代表決定戦準決勝・大商大戦で6回に一時逆転となる左越え3ラン。公式戦初本塁打も「1戦目で打ちたかった」と第1代表決定戦1回戦での同戦を悔やむ。同点の延長10回無死満塁で上田（現西武）の前に三邪飛。「狙っていた球種で甘かった。ミスショット。仕留めていれば」。後続も倒れてチームはサヨナラ負けした。
「ここぞの打点。みんなが（一本）出ない時に打つ」。紙一重だった勝負の経験は必ず生かす。 （吉村 貢司）
小中高でも主将を務めたように絶対的なキャプテンシーを持つ。「今までも日本一を掲げたがなれなかった。何かを変えたい気持ちが強かった」。コミュニケーションをより重視し選手と対話、時にはぶつかり本音を聞くことで目指す方向が一致。緻密さにさらなる打力をプラスしてチーム力の底上げを図る。
「やることをやれば勝てる」。昨秋は教育実習のため、優勝の瞬間に立ち会えなかっただけに、誰よりも連覇を渇望している。
打力アップの鍵を握る一人が3番を担う吉村拓貢だ。リーグ戦デビューだった2年春は21打数無安打。同秋も無安打で3年春の神戸大戦で初安打となる左越え二塁打を放つまで実に28打席を要した。
そんな苦労人が昨秋の関西地区大学選手権の第2代表決定戦準決勝・大商大戦で6回に一時逆転となる左越え3ラン。公式戦初本塁打も「1戦目で打ちたかった」と第1代表決定戦1回戦での同戦を悔やむ。同点の延長10回無死満塁で上田（現西武）の前に三邪飛。「狙っていた球種で甘かった。ミスショット。仕留めていれば」。後続も倒れてチームはサヨナラ負けした。
「ここぞの打点。みんなが（一本）出ない時に打つ」。紙一重だった勝負の経験は必ず生かす。 （吉村 貢司）
