風間杜夫のととのい生活 サウナ歴60年 交感神経刺激する温冷交代浴「前向きな気分になれる」

2024年01月12日 04:20

芸能

風間杜夫のととのい生活 サウナ歴60年 交感神経刺激する温冷交代浴「前向きな気分になれる」
毎朝のサウナで心身をととのえる風間杜夫(撮影・塩野 遥寿) Photo By スポニチ
 【だから元気!】著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は幅広い役柄を演じ分けている実力派、風間杜夫さん(74)です。そのパワーの源は毎朝入っているサウナ。身も心も“ととのえて”から一日をスタートさせていました。(構成・塩野 遥寿)
 僕は筋金入りのサウナーなんですよ。高校生だった16歳の時から行っていますから。それから今まで60年近く、365日のうち360日は入っています。

 まだ街にサウナ施設が少なかった頃、東京・渋谷に力道山がつくった「リキ・スポーツパレス」っていうジムがあって、そこにあったんです。学校の帰りにみんなで寄って、休憩室でスポーツ新聞…スポニチを読んだりしてね(笑い)。

 30年ぐらい前に自宅につくったんですよ。電気ストーブがあって香花石があって、1人用だから、大きいタンスみたいだけど、本格的なサウナですよ。もちろん、水風呂とセット。80度くらいの低温サウナなので、ラジオを聴きながらゆっくり10分間。出たら水風呂に入る。これを3回繰り返す。そうすると、もうほとんどととのいますね。

 基本的には外出する1時間前に入ります。ゆうべの酒を抜いて仕事に臨もうと。交感神経を刺激するんです。そうすると前向きな気分になれる。水風呂と交互に入る温冷交代浴は、サウナに通い始めた当時からやっていたよ。本当は水風呂の後の外気浴もしたいんだけど、さすがに裸で外に出るわけにはいかない(笑い)。

 仕事で地方に行くときは必ずサウナがあるホテルを選んでいます。ドーミーインというホテルの会長と懇意にしていて、よっぽど部屋が取れないときでも、会長に電話してお願いして泊まらせてもらっているんだ。他の共演者たちはもっと良いホテルに泊まってますけどね(笑い)。

 30年以上も前の話だけど、サウナのテレビで俺が出ているドラマの再放送をやっていたのね。それを見ていたオヤジが、俺がサウナに入ってくると指をさして「おぉー!」って驚いちゃって(笑い)。それでそのオヤジ、入り口のおばちゃんに「風間杜夫が来てるぞ!」って言いに行ったの。そしたらおばちゃんが見に来ちゃって。あのときは困っちゃったなあ(笑い)。

 最近は、サウナの後にウオーキングを始めたんですよ。これも習慣にしようと思って。2020年の緊急事態宣言で舞台が中止になって、やることがなくなったから夕方歩くことにしたんです。妻と一緒に、1時間15分くらいですかね。近くの公園のコースを一周。暇な日は朝サウナに入って、ウオーキングをして、帰ってからもう一回サウナに入る。その後に飲む酒がうまいのよ、これが。グイグイいっちゃう。

 サウナとウオーキングのルーティンは、朝早くても欠かさない。じゃないと使いものにならないんですよ(笑い)。人前に出る仕事ですからね。酒飲んでむくんだ顔で出るわけにはいかないから、サウナでしっかりむくみと酒を抜いていくんだ。そのおかげでいろんなところで、年の割に肌奇麗ですねとは言われます。

 サウナはずっと続けます。入院なんかしちゃったら入れなくなっちゃうから、健康であり続けたいね。

 <出演舞台で複数の役に初挑戦>出演舞台「大誘拐」が2月6日から東京・北千住のシアター1010でスタート。東京公演を皮切りに全国を回る。

 原作は天藤真が78年に発表した推理小説で、日本推理作家協会賞を受賞した話題作。風間は主に警察本部長役だが、誘拐グループの犯人役やナレーションもこなすなど、キャストが複数の役を演じるスタイルで「僕にとっては初めて」と楽しみにしている。中山優馬(29)、柴田理恵(64)、白石加代子(82)と共演し「昔からよく知っている仲のいい柴田さん、学生の頃から憧れの存在だった白石さん、人気者のアイドル中山君。この4人がどういうタッグを組むか。ワクワクするような舞台になる」と期待感をあおった。

 ◇風間 杜夫(かざま・もりお)1949年(昭24)4月26日生まれ、東京都出身の74歳。74年にNHK大河「勝海舟」でドラマ初出演。主な出演作に映画「蒲田行進曲」、TBSドラマ「スチュワーデス物語」「アトムの童」など。10年に紫綬褒章、昨年4月には旭日小綬章を受章。血液型O。

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