入山章栄氏 大谷翔平に関するカリフォルニア州会計監査官の声明に“理解”「米国は予算が州単位なんで」

2024年01月12日 09:44

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入山章栄氏 大谷翔平に関するカリフォルニア州会計監査官の声明に“理解”「米国は予算が州単位なんで」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄氏が2日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ドジャースの大谷翔平(29)が同球団と結んだ10年総額7億ドルの契約で、6億8000万ドルを期間満了後に受け取ることに対する、カリフォルニア州会計監査官のマリア・コーエン氏の声明について言及した。
 コーエン氏は「現行のシステムでは最高税率の人たちに無制限の後払いを許していて、税の仕組みに置いて、大幅な不均衡を生じさせている。後払いに上限がないことは、所得格差を深刻化させ、税の公平な分配を妨げている。議会が早急かつ断固とした行動をとるよう強く求めたい」と声明で述べた。

 カリフォルニア州は米国内でも高い税率で知られるが、10年が経ったあとに、大谷が日本に帰国するか、他の州に移った場合、後払い分の税金は同州に納めなくてもいい。このニュースを報じたロサンゼルスタイムス紙のビル・シャイキン記者は「カリフォルニア経済と雇用センターによると、同州は約9800万ドル(約142億円)の税収を失う可能性がある」としている。高額所得者が税金を安くするための抜け穴としないため、会計監査官が議会に法改正を求めたという。

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が会計監査官の声明について「おかしい」「強欲だ」と指摘すると、入山氏は、「ただ米国は予算が州単位なんで。それだけにお金をカリフォルニア以外の所に取られるのが許せないというか、やはり取りたいわけですよね」と理解を示していた。

 これに玉川氏は「でも少なくとも(年間)2億9000万円分は収入があるわけでしょ。それに対する税金は払い続けるわけじゃないですか。カリフォルニア州に対して。だから自分がカリフォルニアに住んで、収入を得ていることに対する税金は払っている。行政サービスに対する対価はきっちり払っていますよ。カリフォルニア州がおかしい」と話していた。

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