スタレビの高音コーラス担当・林紀勝、がんで声帯切除「今はまだ声を失った喪失感から立ち直れていません」

2024年01月12日 17:42

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スタレビの高音コーラス担当・林紀勝、がんで声帯切除「今はまだ声を失った喪失感から立ち直れていません」
スターダスト☆レビュー(前列中央から時計回りに)根本要、林“VOH”紀勝、柿沼清史、寺田正美 Photo By 提供写真
 ロックバンド「スターダスト☆レビュー」が12日、公式YouTubeチャンネルを更新し、喉頭がん治療のため休養中のパーカッション&ボーカル・林“VOH”紀勝(63)の現状を報告。声帯を切除したことが明かされた。
 同動画には、林以外のメンバー3人とサポートメンバー2人の計5人で登場。林は手紙を寄せた。

 手紙で「治療に専念し、リハビリを続けてきました。だいぶ体力が戻ってきたころ、別のがんが見つかり、しかもそれが気管を圧迫し、放っておくと呼吸ができなくなるという診断を受け、患部である声帯を切除することになりました」と報告した。

 「スタレビの中にいてコーラスにかかせない声を失うわけですから、自分自身、本当に悩みました」と葛藤を明かした。「でも、元気でいればまだまだ音楽を楽しめるはずと決断しました」とした。 

 同バンドは、メンバー全員で行う上質のアカペラも武器にする。林は高音部を担当し、美しいファルセット、ハイトーンボイスでコーラスを支えてきただけに、声を失うショックは計り知れない。

 「正直言って、今はまだ声を失った喪失感から立ち直れていません」と正直な思いを吐露。「復活には少し時間がかかりそうです。でも自分なりに頑張るつもりです。まだまだ体力は戻りませんが、元気になればパーカッションもできるし、何より私は創業時のメンバーですから、そう簡単に忘れられちゃ困るんです」と気丈にコメントした。

 林は2022年8月、喉に違和感を感じて受診。検査の結果、早期の喉頭がんと診断されたとして、治療専念のため約半年間休養することを同年10月に公表した。現在も休養中で、全国ツアーなどのライブ活動は今回登場した5人で行っている。

 「スタレビ」の愛称で親しまれる同バンドは埼玉県出身の4人組。1981年にアルバム「STARDUST REVUE」でデビューし、リリースアルバムは42枚に上る。現在も80公演を超える全国ツアーを行うなど、日本を代表するライブバンドとして活躍している。代表曲に「今夜だけきっと」「木蘭の涙」など。

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