玉川徹氏 自民・政治刷新本部に「問題の本質は派閥じゃない。企業や団体からお金が政治にいく仕組み」

2024年01月12日 10:34

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玉川徹氏 自民・政治刷新本部に「問題の本質は派閥じゃない。企業や団体からお金が政治にいく仕組み」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が12日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党が11日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、岸田文雄首相(党総裁)直属機関として新設した「政治刷新本部」の初会合を開き、派閥解消の是非を巡り議論したことについて言及した。
 政治刷新本部の本部長は岸田首相で、最高顧問には、麻生派を率いる麻生太郎副総裁と無派閥の菅義偉前首相が就任。本部長代行は、茂木敏充幹事長(茂木派)、本部長代理は、森山裕総務会長(森山派)、渡海紀三朗政調会長(無派閥)、小渕優子選挙対策委員長(茂木派)、検事長に木原誠二幹事長代理(岸田派)、事務局長に小倉将信前子ども政策担当相(二階派)、幹事は小泉進次郎元環境相(無派閥)、松川るい参院議員(安倍派)、三原じゅん子参院議員(無派閥)らで、全体で38人で安倍派から最多の10人が参加。月内の中間取りまとめに向け意見を集約していく。

 菅氏は会合で「非常に分かりやすいのは派閥の解消だ。スタートラインとして進めていく必要がある」と強調。無派閥の小泉進次郎元環境相も「カネと人事の問題を派閥から切り離すべきだ」と語り、派閥パーティーの禁止や政務三役を派閥が推薦する慣例廃止を提唱した。

 玉川氏は「派閥の解消ができるかできないかというところをポイントにしてしまうと、実はごまかしにあっているようなものだと僕は思うんです。本質はそこではないんです」と指摘。「人は3人集まると派閥ができる、そういうものなんです。だからグループはどうしてもできてしまう」と言い、「問題の本質は政治とカネなんです。ここは結局、個人の献金と違って企業・団体献金というのは何のために金を払っているんだって言ったら、お金を払って見返りを求めているからに決まっているので、そうなるといっぱいお金を払ったところの政治をすることになるんです。それでは国民のための政治にはならない。だから今回の問題の本質は企業や団体からお金が政治にいくような仕組み、これをどのように変えるか。その1点です。そこからブレないようにしておかないと、ごまかされます」と自身の考えを述べた。

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