NHK大河「光る君へ」⑤ 細やかな人物描写 中韓の宮廷ドラマを意識
2024年01月12日 07:00
芸能
7日にスタートしたNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は、紫式部の生涯を描く物語だ。舞台となるのは平安中期の宮中。貴族たちの政権闘争やラブロマンスが物語の見どころとなる。 近年は動画配信サービスの隆盛もあり、朝鮮王朝や中国の宮中を描いた東アジアの時代劇が日本でもヒットしている。そんな中での今回の大河。制作統括の内田ゆき氏は「どの作品がという意識はないが、今面白い宮廷ドラマがたくさんあることは認識している」とどこかで意識をしている様子。今回の大河も一般的にメジャーではない登場人物が多く出てくるが、「こまやかな人物描写をすれば、なじみのない人物を描いていても面白い。それは中国や韓国のドラマから教わったことです」と語った。
初回は、やがて物語の中心人物となる紫式部と藤原道長の子供時代が描かれた。14日放送の第2回からは、いよいよ吉高由里子(35)と柄本佑(37)が登場する。内田氏は「これからさらにもう一段階面白くなりますよ」と期待感をあおった。 (続く)