喉頭がんで休養中のスタレビ・林“VOH”紀勝、新たながん見つかり声帯を切除 動画に手紙寄せ明かす
2024年01月12日 17:26
芸能
林は2022年8月、喉に違和感を感じて受診。検査の結果、早期の喉頭がんと診断されたとして、治療専念のため約半年間休養することを同年10月に公表した。現在も休養中で、全国ツアーなどのライブ活動は今回登場した5人で行っている。昨年9月の野外ツアー最終日には林からのメールが読み上げられ、ファンを喜ばせていた。
林は手紙で、心配をかけていることを詫び、応援メッセージに感謝。休養の間、「治療に専念し、リハビリを続けてきました。だいぶ体力が戻ってきたころ、別のがんが見つかり、しかもそれが気管を圧迫し、放っておくと呼吸ができなくなるという診断を受け、患部である声帯を切除することになりました」と報告した。
「スタレビの中にいてコーラスにかかせない声を失うわけですから、自分自身、本当に悩みました」と葛藤を明かした。「でも、元気でいればまだまだ音楽を楽しめるはずと決断しました」とした。
同バンドは、楽器以外にもメンバー全員での上質のアカペラも売り。林は高音部を担当し、美しいファルセット、ハイトーンボイスでコーラスを支えてきた。「夢伝説」のバックコーラスでも欠かせない林の声帯切除は、本人もメンバーも、ファンにも重大な報告となった。
根本は、「最初のがんは一応は切れたらしいんですけど。それで退院して。現実的にはその後思ったような回復がないということで、あらためて診てもらったら、転移なのかよくわからないけど、それがあまりよくなかったらしく、結果的に声帯を切除することになった」と説明した。
「彼の声が出なくなるということは、彼にも僕らにもコーラスを武器としているスタレビで大変なことだし、私生活でもかなりショックなことだったろうと思う」と思いやった。
「大変なことです。彼は今、それを乗り越えるべき場所に居て、自分なりに頑張ってくれてます」と報告した。
「スタレビ」の愛称で親しまれる同バンドは埼玉県出身の4人組。1981年にアルバム「STARDUST REVUE」でデビューし、リリースアルバムは42枚に上る。現在も80公演を超える全国ツアーを行うなど、日本を代表するライブバンドとして活躍している。代表曲に「今夜だけきっと」「木蘭の涙」など。