声帯切除告白のスタレビ・林VOH紀勝 つんく♂の姿に励まされ「スタレビに戻れるよう頑張る、待ってて」

2024年01月12日 18:13

芸能

声帯切除告白のスタレビ・林VOH紀勝 つんく♂の姿に励まされ「スタレビに戻れるよう頑張る、待ってて」
スターダスト☆レビュー(前列中央から時計回りに)根本要、林“VOH”紀勝、柿沼清史、寺田正美 Photo By 提供写真
 ロックバンド「スターダスト☆レビュー」が12日、公式YouTubeチャンネルを更新し、喉頭がん治療のため休養中のパーカッション&ボーカル・林“VOH”紀勝(63)の現状を報告。声帯を切除したことが明かされた。
 同動画には、林以外のメンバー3人とサポートメンバー2人の計5人で登場。林は手紙を寄せた。

 手紙では、治療に専念し、リハビリを続ける中で別のがんが見つかったと告白。「気管を圧迫し、放っておくと呼吸ができなくなるという診断を受け、患部である声帯を切除することになりました」と報告した。

 「スタレビの中にいてコーラスにかかせない声を失うわけですから、自分自身、本当に悩みました」と葛藤を明かすも、がんを克服すれば、パーカッションを演奏し、音楽活動を再開できるという思いから、声帯切除を決断したとした。 

 声を失ったショックからまだ立ち直れていないと正直に吐露し、復活にもまだ時間を要するとしたが、復帰に努めると宣言。「何より私は創業時のメンバーですから、そう簡単に忘れられちゃ困るんです」と気丈につづった。

 そして以前所属した事務所の後輩で、同様に声帯を切除したシャ乱Qのボーカル・つんく♂の名を挙げ、「こうなって初めて気づきましたが、声を失った人たちは私の周りにもいます。日常生活は本当に大変なんです」と告白。「でも、そんな人たちの頑張りを見て、励まされたり周りの人の優しさに今は助けられています」と打ち明けた。

 「私はこれからもスターダスト☆レビューのメンバーとして活躍したいです」と前向きに記し、「しばらくライブからは遠ざかりますが、これからは体力と気力を整えてスタレビに戻れるように頑張っていきます。その時を楽しみに待っていてくださいね」と呼びかけた。

 術後の林に会ったというメンバー。根本要は「かなり痩せてるんですね。痩せてはいるけど、表情は暗くない。ただ、気力というのはとても大事で、まだみなさんにごあいさつ、という気持ちにはなってない」と、林の様子を語った。

 ドラム&ボーカルの寺田正美は「かっこよかったよ、いい男になってた気がする」、ベース&ボーカルの柿沼清史も「一時はだいぶやせてたけど、近々に会った限りではかっこいい感じに戻って来た」と報告した。

 「お酒はやめたらしい。これが一番寂しい」と、酒好きの根本は苦笑い。「あとね、筆談がヘタなんだよ」などとジョークも交えて明るく語り、現在は人工喉頭機器の使用練習も始めていると明かした。

 根本は「スタレビはまだまだ続いていく。オマエが戻らないことには、始まらないぞ」と呼びかけ、「時期は分からないけど、アイツの復活を待ちましょう」とパーカッションでの復帰を期待し、5人で「不思議なチ・カ・ラ」をアカペラで披露して締めた。

 林は2022年8月、喉に違和感を感じて受診。検査の結果、早期の喉頭がんと診断されたとして、治療専念のため約半年間休養することを同年10月に公表した。現在も休養中で、全国ツアーなどのライブ活動は今回登場した5人で行っている。

 「スタレビ」の愛称で親しまれる同バンドは埼玉県出身の4人組。1981年にアルバム「STARDUST REVUE」でデビューし、リリースアルバムは42枚に上る。現在も80公演を超える全国ツアーを行うなど、日本を代表するライブバンドとして活躍している。代表曲に「今夜だけきっと」「木蘭の涙」など。

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