マツコ 八方塞がりのテレビ界へ辛口エール「どうせ誰も見てないんだから思い切ってやれよって」

2024年01月12日 17:52

芸能

マツコ 八方塞がりのテレビ界へ辛口エール「どうせ誰も見てないんだから思い切ってやれよって」
マツコ・デラックス Photo By スポニチ
 タレントのマツコ・デラックス(51)が、11日放送のフジテレビ系「アウト×デラックス2024鳥肌が辰!?最強アウト集結SP」(後10・00)に出演し、テレビ界の現状について思いを語った。
 テレビ1強だった時代は今や昔。コンプライアンスでがんじがらめになり、表現の自由度は大きく低下した。YouTubeやサブスク(定額配信)など多くの強力ライバルも出現し、若者の間ではテレビ離れが進んでいる。

 ゲストのエッセイスト阿川佐和子さんが「言っちゃなんですけど、番組へのクレーマーみたいなところに過敏になりすぎてないかな。トラブルを起こしたくない気持ちがあって」とコメント。さらに「全部がはっちゃける必要はないけど、はっちゃけるものとまっとうなものと、いろいろあるからテレビっておもしろい部屋だなって見てたんだけど、若者が見ないから、若者を取り込もうとして無理に若作りしようとする」と現状を嘆いた。

 この意見に、マツコは「いやあ~!もう、本当にそうなんですよ」と、食い気味に反応した。「インスタグラマーとか出せばいいと思っているんですよね」。安易にインフルエンサーに頼ろうとするキャスティングに苦言を呈し、「でもインスタグラマーが結局出てきて、すごい気を遣っている姿を見て、若者はもっと見なくなるという」と悪循環を指摘した。

 クレーマー問題に対しても「私は気を遣っているとは思っていなくて、めんどくさがっているだけだと思う」と首をひねった。マツコが必要と感じたのは、放送局としての理念を視聴者にきめ細やかな説明することだといい、「一個一個めんどくさがってやらずに、“あ~きた。はいはい、ちょっとあしらっとけ”、“またきた。あしらっとけ”って繰り返した結果が、何もできなくなっている状況だと思う」と問題視した。

 阿川さんは「若者は本当に見てないテレビになっちゃったということは、テレビの創成期と同じ状態になったみたいなことじゃないですか」と、未来のテレビ界に前向きな展望を示した。マツコは「阿川さんみたいな人が、もっと言って!」と感心しつつ、「どうせ誰も見てないんだから思い切ってやれよって」とテレビ界に辛口エールを送っていた。

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