石破人事を固辞のコバホーク 識者が警鐘「かなり重いポスト…それを断ったということは将来に禍根も」

2024年09月30日 21:51

芸能

石破人事を固辞のコバホーク 識者が警鐘「かなり重いポスト…それを断ったということは将来に禍根も」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの後藤謙次氏が30日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、自民党役員人事をめぐる動きについて解説した。
 石破茂総裁(67)のもと、党役員人事がこの日、発足。閣僚の顔ぶれもほぼ固まった。そんな中で、総裁選を戦った高市早苗経済安保担当相、小林鷹之前経済安保担当相の動きが話題になっている。

 高市氏は総務会長を打診されたが固辞し、小林氏も党広報本部長のオファーに首を縦に振らなかったとされる。ともに、陣営の他のメンバーを登用するよう求めたという。

 キャスター松原耕二氏は、「固辞した。これが驚き。これは反乱みたいなものなのか」と首をかしげた。

 すると後藤氏は「私はこれ、反乱予備軍みたいなところだと(思う)」と、自身の見解を口にした。同氏によると、総裁選翌日の28日、石破氏は高市氏と1対1で対談したという。「その時に高市さんは“党内野党”という言葉を使われたというのです。見方によっては、宣戦布告宣言と受け取れるような動きをしたので、石破さんにとってますます警戒感を強めたということになったと思う」と分析した。

 松原氏からは「なぜですか?もう一緒にやれない、政権が続かないから次(の総裁選)を狙うということなのか?」と質問が飛んだ。すると後藤氏は「そういうことだと思います」と答えた。

 その名前から“コバホーク”と呼ばれた小林氏は、総裁選にいの一番に立候補を表明。無名から一気に若手ホープとして脚光を浴びる存在になった。そんな中での人事オファー固辞。後藤氏は「小林さんも(次の)総裁選が近いという思惑もあって、固辞されたと思う」と説明しつつ、「その意味では、小林さんはちょっと早合点したかという気がします」とも指摘した。

 「当選4回生で広報本部長って、かなり重いポストなんです」。キャリアとポストを比べると、十分な抜てきだといい、「それを断ったということは、将来に禍根を残す可能性がある。自民党の文化にそういうものはないわけです」と続けた。また「(党内の評判が)悪くなっているのか分かりませんが、小林氏の一つの評価が出たと思います」とも話した。

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