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【長野・飯山】密かな人気の縁結びスポット“ハート型”北竜湖畔の宿で天然温泉満喫

2024年10月05日 14:59

社会

【長野・飯山】密かな人気の縁結びスポット“ハート型”北竜湖畔の宿で天然温泉満喫
内装を中心にリニューアルオープンした北竜湖ホテル。リゾート気分が味わえる Photo By スポニチ
 宿は飯山駅から無料送迎バスで約20分、標高660メートルの北竜湖畔にある「北信州 北竜湖ホテル」に取った。こちらも昨年12月にリニューアルオープンしたばかり。22の客室にはイタリア製の寝具や国内一流ホテルと同じアメニティが置かれ、夕朝食には野菜やキノコ、信州牛など地元食材をふんだんに使用。リゾート気分の中にも懐かしさを感じたが、うれしかったのは天然温泉があったこと。弱アルカリ性単純温泉で体が芯から温まり、夕食で飲んだ水尾の辛口が全身に染み渡った。
 驚いたのは4階の露天風呂から見た北竜湖。火山の爆発でできたくぼみに水がたまり、現在は農業用のため池となっている1周約2・2キロの湖だが、ハートの形をしているのだ。古くは「早乙女の池」と呼ばれ、池に棲むコイが早乙女(田植えをする女性)に恋をしたという伝説もあることから、「恋愛成就の湖」として密かなブームになっているという。

 朝食後、湖畔をウオーキングすると約1時間で一周。つい欲が出て、同湖からトレッキングコースも整備されている小菅神社へ。戸隠、飯綱と並び北信濃三大修験場として知られる神社だけに、同鳥居から階段になった参道を登って約1時間の標高約900メートルの奥社本殿まで行きたかったが、ホテルから車で行ける三の鳥居に到着した頃には雨で断念。それでも樹齢300年の杉並木が600メートル続く参道は幻想的で、今でも存在するという山伏が階段を登っているような気がした。

 代わりに鳥居の手前にある里社本殿を参拝。680年(白鳳8)創建で国重要文化財の奥社に対し、里社は1660年(万治3)に飯山城の松平氏によって改築されたもので、神楽殿の奥にある本殿も樹齢数百年という杉の巨木に挟まれ神秘的。実は小菅神社も「縁結びの神」といわれており、一帯はまさに“愛のスポット”といえそうだ。

 ▽行かれる方へ 車は上信越道豊田飯山ICから約30分。ホテルから鳥居まで約10分。問い合わせは北竜湖ホテル=(電)0269(65)3121、信州いいやま観光局=同(62)3133。

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