ソフトB・近藤 インタビューで誓った球宴初アーチ「狙っていきたい」

2023年07月19日 05:00

野球

ソフトB・近藤 インタビューで誓った球宴初アーチ「狙っていきたい」
ソフトバンク・近藤(撮影・中村 達也)
 ソフトバンクは9連敗と失速し首位と5・5差の3位でオールスターブレークに入った。そんな中でも今季FA加入した近藤健介外野手(29)の巧打は健在だった。全82試合出場で出塁率・416、得点圏打率・400はともにリーグ首位で、49打点は同2位。12本塁打はキャリアハイを更新した。きょう19日からの「マイナビオールスターゲーム2023」出場を前に本紙がインタビュー。球宴通算は打率・273、0本塁打、0打点。初アーチを約束するとともにリーグ全試合出場での優勝に意欲を見せた。(取材・構成=井上 満夫)
 ――前半戦の打撃の状態を振り返ると。
 「まあまあですかね。いいときもあれば、悪いときもある、という感じです」

 ――打感や手応えの変化は、どうか。
 「その辺は、ちょっとずつシーズンの当初、開幕当初よりは良くなってきています」

 ――前半戦の決勝打は7本。日本ハム時代の昨季9本に迫る。
 「本当に、みんながつないでくれてチャンスで回ってくることが多いので。その点、打点も増えていますし。勝ちに直結する一打を考えてはいます」

 ――82試合で65四死球を選び出塁した。
 「もともとの持ち味なので出塁は。打率は、もっと伸ばしていきたいですけど出塁率は上がってきている」

 ――月別では4月は打率・256、5月・235、6月・342、7月・355。特に6月は交流戦から勢いづいた。
 「春先は、あまり良くないイメージ。そこで大きく崩れないように意識はしています。シーズン中盤、終盤にさしかかって良くなくても、仕事はできるようにというのは、心がけてはいますけど」

 ――83安打の内訳だが初回に最多の17安打を放っている。
 「初回に打席は回るんですけど、それはいい点です。そんな(初回最多安打)イメージはなかったですね」

 ――安打の打球方向も変化がある。右、右中、中、左中、左で4、5月は右がともに11本。好調の6月は4本に減り、中7本、左11本と明らかに逆方向へ意識が変わった。
 「練習から意識はしました。打球の角度を抑えだした。ライナーを意識しました。角度がいいと、逆方向に飛んでくれる感じがありますね」

 ――まさかの9連敗で球宴休みに入る。
 「当たり前のことを当たり前にやる。流れのあるスポーツなので流れが来ることを、こちらが手放さないこと。そのスキを見つけていけば必ず、上がってくると思います。レギュラーが、しっかりと仕事をすれば勝てると思う。僕もそうですし、ここぞの1本というところで打てるようにやっていきたいです」

 ――そしてオールスターに2年ぶり5度目の出場。ファン投票で3度目の選出だ。
 「お祭りだと思いますし、しっかりとホームランなんか、狙っていきたい。あとは、ファンの方に楽しんでほしい」

 ――今回の球宴の個人的な楽しみは?
 「上沢、松本剛(日本ハム)の同期3人で出られます。何か不思議な感じですよ」

 ――オールスターと言えば?
 「新庄さんです。イメージが、すごくある。オールスターの試合を見た印象はあまりないけど、長野県の球場でホームスチールをしているシーンをテレビで見たのは、はっきりと覚えています。2004年。中学生でした」

 ――最後に、後半戦に向け意気込みを。
 「出続けます。出続けて、優勝。毎年、全試合出たい気持ちはありますが、より今年は強い。この目標は、強い。ここからは総力戦です。持っている以上のものを出せる準備だけはしていきたいなと思っています」

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