殿堂入り表彰の元阪神・バース氏「注目しているのは佐藤輝だね。彼は能力は高い」

2023年07月19日 18:47

野球

殿堂入り表彰の元阪神・バース氏「注目しているのは佐藤輝だね。彼は能力は高い」 — 野球殿堂入り表彰で岡田監督（手前）から花束を贈られるバース氏（撮影・白鳥　佳樹） Photo By スポニチ

　「マイナビオールスターゲーム2023」第1戦（バンテリンドーム）の試合前に、試野球殿堂入り表彰が華やかに行われた。

　今年1月に殿堂入りした3人で、プレーヤー表彰の前DeNA監督アレックス・ラミレス氏（48）、エキスパート表彰の元阪神ランディ・バース氏（69）、特別表彰の、阪神の応援歌「六甲おろし」などを手がけた作曲家、古関裕而氏（故人）の長男・正裕氏が登場した。
　
　以下、ランディ・バース氏との一問一答。

　――今の心境は。
「本当に光栄に思っている。野球殿堂入りを光栄に思っている。阪神でプレーさせてもらって、阪神にも感謝している」

　――40年たっての表彰だが。
　「今年のタイガースは一緒にプレーした岡田監督が監督をしている。スマートで素晴らしい監督で経験も豊富だ。今年はぜひ優勝してほしい。こうして殿堂入りさせてもらったので、優勝して、また日本一を経験できたらと思う。優勝しないと、また50年かかるかもしれない（笑い）。岡田監督の下、ぜひ達成してほしい」

　――岡田監督と今日会話は。
　「近い友人という関係なので、80年代一緒に野球をして、そのころから野球の話をしていた。また電話をするという話をした。奥さんも英語ができるので、彼女を通して、いろいろ話をしていきたい」

　――六甲おろしの古関さんと一緒だが。
　「控え室で古関さんのご家族ともお会いして、いろいろ話をさせてもらった。本当に人気のある曲で誰が作ったのか興味を持っていた。お会いできたのは光栄です。同じ年に一緒に殿堂入りできたのは光栄。85年の日本一のときには六甲おろしが本当によくかかっていた。ご存命のときに会いたかった」

　――阪神に後半戦へのエールを。
　「開幕戦の始球式にも来させてもらって、好調をキープして、いまは首位というので、強いのでこれだけ多くの選手が選ばれるのも納得している。調子を落として、スランプで打線に元気がないかもしれないけど、それは起こり得ること。高校野球で甲子園が使えないロードでしっかり踏ん張ることが重要。岡田監督も平田ヘッドもその点は分かって、しっかりマネジメントしてくれるはず。

　――阪神で期待する選手は。
　「注目しているのは佐藤輝だね。彼は能力は高い。期待通りの結果は出てないけど、ポテンシャルはある。彼のことは注目している」