×

横田氏とともに闘病を続けた阪神・原口「2人でお立ち台に立ちたかった」

2023年07月19日 16:23

野球

横田氏とともに闘病を続けた阪神・原口「2人でお立ち台に立ちたかった」
練習開始前、横田慎太郎さんに黙とうを捧げる原口(左)、糸原(右から2人目)ら阪神ナイン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 18日に逝去した阪神OBの横田慎太郎さんとともに闘病生活を支え合った原口文仁内野手(31)は「2人でお立ち台に立ちたかった」と果たせなかった夢を、万感の思いで語った。
 甲子園での練習前にセンターポジションで黙とうを捧げた原口は「最近連絡は取ってなくて、元気で頑張っているんだろうなと思っていたところに、ニュースで知ってすごく驚きました」とまだ心の整理ができていないと打ち明けた。

 原口も大腸ガンを克服してプレーを続けている。19年1月に自らの病気を公表したときに、横田氏も脳腫瘍からの復帰を目指し、練習を続けていた。先に病魔と闘っていた横田氏の存在は大きな精神的な支えだった。「横が復帰してから、僕が病気になって、僕が戻ってきたときに2人でお立ち台目指して頑張ろうという言葉も交わしました。それに向けて、横も僕も前を向いて、病気と向き合って、練習も生活も横は頑張っていた。すごく見習う部分もあって、後輩ながら大きな存在、尊敬できる人間だった」と当時を振り返った。

 「彼のことは誰も忘れないと思うし、これからみんなの心の中で横がずっと生きて、人生を送ると思う。苦しくなったときや自分の人生を振り返ったとき、横のことは絶対に出てくる」と天国に勝利を届けることを改めて誓った。

おすすめテーマ

2023年07月19日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム