【球宴】佐々木朗希「三振全部取りに…悔しいです」変化球プランには自虐「球場白けていましたけど」

2023年07月19日 19:41

野球

【球宴】佐々木朗希「三振全部取りに…悔しいです」変化球プランには自虐「球場白けていましたけど」
オールスター第1戦<全セ・全パ>2回、無失点の山本(右から2人目)を迎える佐々木朗(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【マイナビオールスターゲーム2023第1戦   全パ―全セ ( 2023年7月19日    バンテリンD )】 ファン投票先発部門で1位に輝いたロッテの佐々木朗希投手(21)が19日、第1戦に先発登板。1回を最速161キロをマークするなど2奪三振無失点に抑える貫禄の内容で、2番手・山本由伸(オリックス)にバトンを渡した。
 自身2度目の球宴登板を終えた佐々木朗は、試合中のテレビインタビューに登場すると「三振全部取りにいったんですけど、最後の一人でうまくいかなくて悔しいです」と笑顔で汗を拭った。この日のプランは「ストレートを狙っていると思ったんで、変化球を多めに、はい。ちょっと球場白けていましたけど」と自虐コメントを口にして苦笑い。2連続三振を奪った後にノイジーを追い込んでから中前打を許し「いい打者です」と笑った。

 2番の秋山を三振に仕留めた最後のスライダーはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中にダルビッシュに教わったものか問われた佐々木朗は「そうです。直伝の…はい。よかったです。三振取れましたし、いいボールだったなと思います」とうなずいた。

 先発だったため、ベンチではまだ他の球団の選手と話せていないと話し「これからたくさん話せたらなあと思います」。そして、話してみたい選手には年下の山下舜平大(オリックス)の名を挙げ「カーブとか凄いので、聞けたらなと思います」と球宴ならではのベンチでの時間に期待感を示した。

 打線が初回に4点を奪い、いよいよ佐々木朗がマウンドへ。名前がコールされると、どよめきと大歓声が起こった。そして先頭の中野(阪神)に対する注目の初球は、真ん中低めの156キロ直球だった。中野をフォークで空振り三振に仕留めると、続く2番・秋山(広島)もスライダーで空振り三振に斬った。3番・ノイジー(阪神)への5球目には161キロを計測。球場には再びどよめきと歓声が起こった。ノイジーには中前打を許したが、4番・大山(阪神)を三ゴロに打ち取り初回を18球で無失点に抑えた。

 2回のマウンドには2番手・山本由伸(オリックス)が上がり、佐々木朗は1回無失点で2度目の夢舞台を終えた。WBC準決勝と同じ侍継投に球場も大盛り上がりを見せた。

 初出場だった昨年は第2戦に先発して1回3安打1失点。奪三振は0だったが、162キロをマークし大谷翔平が持つ球宴での日本人最速記録に並んだ。球宴最速記録はビエイラ(元巨人)が持つ163キロ。

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