阪神・森下の原点とは…「やると決めたら納得がいくまでやり続ける」2歳の頃から素振りが日課

2023年07月19日 05:15

野球

阪神・森下の原点とは…「やると決めたら納得がいくまでやり続ける」2歳の頃から素振りが日課
<全ウ・全イ>ヒーローは森下(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【フレッシュオールスターゲーム2023   ウエスタン選抜7―3イースタン選抜 ( 2023年7月18日    富山市民 )】 【記者フリートーク】森下が「4番・右翼」で出場し、先制打を放った。この夜は、ユニホームを着た多くの少年、少女が富山市民球場に来場。豪快なスイングに大歓声が注がれた。そのフルスイングの土台は自然と生まれたわけではない。夏休みを前に、子供たちのために紹介したい。
 横浜市で生まれ育った森下は、一人で歩けるようになった2歳の頃から、既に柔らかいクッション性のバットを握っていた。自宅リビングの隣にある5畳ほどの部屋で素振りをすることが日課。今もリビングの白い壁に残る無数の傷は、バットを振ってこすった時にできたものだ。

 物心ついた時からは「実際にボールを打つ方が楽しかったので、よくやっていました」とボールを打つことに楽しさを覚えた。父・善文さんの英才教育もあって、夕食後の号令を合図に、100球以上あったプラスチックの球を収球ネットに打ち込むティー打撃を何度も繰り返し、野球をする楽しさが自然と体に染みついた。

 小学校入学と同時に少年野球「野庭日限フェニックス」に入団。この頃からは自発的にスイングを繰り返すようになった。ただ、森下は「やらされる練習」が何より嫌いだった。「どちらかというとスイッチが入ったら、やり始めるタイプ。それまでは全く動かないです」と、言うほどスイッチのオン、オフがはっきりしていた。

 家でダラダラ過ごしているかと思えば、急に思い立ったようにバットを握り、スイングを始める。本数は特に決めていない。「何本スイングしていた、とかは覚えていないです。疲れることもなく、やり続けていました」。やると決めたら納得がいくまでやり続ける――。それが、森下翔太の原点だった。(阪神担当・石崎 祥平)

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