大谷翔平 古巣エンゼルス戦は3打数無安打でOP戦初無安打 トラウトからは「契約おめでとう」

2024年03月06日 11:42

野球

大谷翔平 古巣エンゼルス戦は3打数無安打でOP戦初無安打 トラウトからは「契約おめでとう」
初回、三振に倒れる大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、アリゾナ州グレンデールで古巣エンゼルスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場した。昨季まで6年間在籍した古巣との移籍後初対戦。第1打席は空振り三振、第2打席は見逃し三振に倒れて迎えた第3打席は中飛に打ち取られ、3打数無安打で途中交代し、オープン戦出場4試合目にして初めて無安打に終わった。
 エ軍時代に「トラウタニ」コンビを組んだかつての盟友マイク・トラウト外野手も「3番・中堅」でスタメン出場。大谷は試合前、エンゼルスナインがアップする右翼付近を訪れ、ウォードとハグ。さらにネト、オハピーともハグして再会を喜んだ。また、試合開始15分前には左翼付近から球場入りしたトラウトの元に自ら駆け寄り約1分間談笑。水原一平通訳と3人で記念撮影する場面もあった。トラウトとは昨年8月22日(同23日)のレッズ戦以来、196日ぶりに同一試合でのプレーとなった。

 初回無死一塁で回ってきた第1打席は若手の期待株右腕・シルセスとの対戦。初球の前にけん制悪送球で一塁走者・ベッツが二塁へ進んだ。1ボールから2球目の内角高め直球を空振りすると、カウント3-1からは左翼側へのファウル。フルカウントとすると、最後は速球にバットが空を切った。

 第2打席は3回1死一塁の場面だった。エンゼルスのロン・ワシントン新監督がベンチを出て投手交代を告げ、2番手の左腕・トーマスを投入した。大谷は2ボールからの3球目を中途半端なスイングでファウルとすると、4球目は見逃しストライク。カウント2-2から5球連続で投じられた速球を見逃し、ストライクがコールされた。大谷はやや納得がいかないのか、首を小さく振りながらベンチに戻った。凡退後はベンチでエース右腕グラスノーと会話し、手を合わせてお互いの手の大きさを比べるような仕草も見られた。

 第3打席は5回2死一塁で4番手右腕・ズニガと対戦した。初球の前にズニガがピッチクロック・バイオレーション(違反)でボールが宣告されると、カウント2-2からの4球目の内角直球にバットを折られる場面もあった。そして、続く5球目は打球を打ち上げたが力ない飛球で、中堅のトラウトが捕球した。打ち取られた大谷は一塁ベースを回ったところでトラウトに向けて右手を上げる場面もあった。

 大谷は3打席に立って途中交代。5回終了後にクラブハウスへ引き揚げ、ベッツ、トラウトとともに同じタイミングで球場を後にした。オープン戦は過去3試合で打率.714と絶好調だったが、4試合で10打数5安打の打率5割に下がった。大谷は試合後、トラウトとの会話を問われると「もう(トラウト以外のチームメートも含め)全員契約おめでとうということと、家族も含めてお互い元気かという普通の感じでしたね」と明かした。

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