侍・宗山 第2戦「1番・遊撃」で先発も!右肩状態で判断 10年に一人の逸材「持っているものを…」

2024年03月06日 05:25

野球

侍・宗山 第2戦「1番・遊撃」で先発も!右肩状態で判断 10年に一人の逸材「持っているものを…」
ストレッチする明大・宗山(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 欧州代表との強化試合(京セラドーム)に臨む侍ジャパンに大学生ながら抜てきされた明大・宗山塁内野手(3年)が、7日の第2戦に「1番・遊撃」で先発出場する可能性があることが5日、分かった。痛みを抱える右肩の状態も良化し、大阪・舞洲のオリックスの球団施設で行われた公式練習でも軽快な動きを披露した。
 「10年に一人の遊撃手」と称される大学生が、侍のリードオフマンに抜てきされる可能性が出てきた。大阪・舞洲のオリックスの球団施設で行われた公式練習。右肩に死球の影響が残る宗山は、ノックを受けるなど回復をアピールし「もちろん試合は出たい。良くなってきている。最高の準備をして持っているものを出せるように」と言葉に力を込めた。

 2月29日の明治安田生命とのオープン戦で右肩裏に死球を受け、4日のセガサミーとのオープン戦を欠場。この日はフリー打撃も行い「6割、7割からもっと上げていける」と確信した。出場については本人の意思を尊重する意向の井端監督は「万全ではないが、ある程度いけるところまで来ている」と慎重に言葉を選びながらも先発起用する可能性を示唆。コンディションに問題がなければ7日の第2戦で「1番・遊撃」に大抜てきされる可能性がある。

 夢見心地だった。同じ遊撃で憧れの源田にグラブを借りて手にはめ、意見交換もした。同じZETT社で革の色も同じグレー。ともにノックを受けて守備の柔らかさ、グラブさばきに目を奪われ「どんな打球でも捕れるんだろうな、と肌で感じられた」という。今秋ドラフトで複数球団による1位競合は確実。宗山を「契約金1億円と年俸1600万円は決まってるもんね」とドラフト1位選手の1年目の契約の最高条件を示してイジった源田も「よく足が動く守備。野球について頭を使っているのが会話から分かった」と感心する。

 華のある遊撃の守備に、大学日本代表で3番を打つ巧打者。12年の侍ジャパン常設後、ドラフト指名前の大学生がトップチームに選出されるのは初の快挙だ。「空気感が大学生と全く違った。慣れない状況でいかに自分の力を出せるか」と宗山。プロに、世界に、その存在をアピールする千載一遇の舞台。リードオフマンとしてグラウンドに立つ。

 ≪先発出場なら12年以降初≫大学生の侍ジャパン入りは、13年強化試合(対台湾)の大瀬良大地(投手=九州共立大)と岡大海(内野手=明大)以来。この時の岡は1試合に代打出場し1安打を放ったのみ。打順を問わず、大学生野手が先発出場すれば、侍ジャパンが常設となった12年以降では初めてになる。

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