オリ・曽谷 「手応えはありました」 幼少期からテレビで見ていた強打者から3球三振

2024年03月06日 05:45

野球

オリ・曽谷 「手応えはありました」 幼少期からテレビで見ていた強打者から3球三振
<オ・中>先発した曽谷(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【オープン戦   オリックス2ー8中日 ( 2024年3月5日    京セラD )】 「ネクストブレーク」は俺だ。オリックス・曽谷がオープン戦初登板。5回64球を投げて1安打無失点で6三振を奪う快投で、開幕ローテーション入りを猛アピールした。
 「ストライク先行でいけたのが良かった。自分の中で真っすぐは手応えがあったので、コントロールは多少、バラつきはありましたけど、ゾーンに強い球は投げられた」

 直球は初回から150キロを超え、どんどんストライクを投げ込む強気の投球。2死一塁では4番・中田を直球とフォークで追い込み、最後も140キロの落差のあるボール球を振らせた。幼少期からテレビで見ていた強打者からの3球三振に「手応えはありました」と自信を深めた。

 宮崎での春季キャンプ中からの実戦3試合で計10回を3安打無失点、11奪三振と結果を出し続けている。ドラフト1位新人だった昨季はレギュラーシーズン最終戦で先発させ、プロ初勝利に導いた中嶋監督も「狙ったところに、という感じじゃないけど、ゾーンで勝負しているところはいい」と高評価した。

 山本がドジャース、山崎福が日本ハムに移籍した先発陣だが、宮城、山下の左右の両腕は強力。田嶋、山岡、東らに加え、新助っ人のエスピノーザ、カスティーヨも好投を続けている。し烈な争いを勝ち抜き、2年目左腕が飛躍を狙う。(山添 晴治)

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