侍4番・村上 いざ大谷魂 膝つき弾生まれた1年前と同じ京セラD「期待に応える活躍を」

2024年03月06日 05:25

野球

侍4番・村上 いざ大谷魂 膝つき弾生まれた1年前と同じ京セラD「期待に応える活躍を」
打撃練習をする村上(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 欧州代表との強化試合(京セラドーム)に臨む侍ジャパン。6日の初戦に「4番・DH」で出場する村上宗隆内野手(24)は改めて4番へのこだわりを語った。
 酸いも甘いも経験した2023年が、「侍の4番」へのこだわりを強くした。初戦に4番で出場予定の村上は、室内でフリー打撃などで調整し「もちろん4番を打ちたい思いはある。チームの軸を打たせていただけることは光栄ですし、期待に応えられる活躍をしたい」と決意を込めた。

 昨年3月のWBCは準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打を放つなど大会終盤に打撃が復調して世界一に貢献も、悔しさが残った。準々決勝のイタリア戦。初戦から4番を託されてきたが、1次ラウンド4試合で打率・143の不振から5試合目で初めて5番に降格した。当時を回想し「WBCは4番を打ち続けられなかった。11月のプレミア(12)もあるし、そこに選ばれるように努力して、4番を打てたら」と青写真を描く。

 今回の舞台となる京セラドームは、ちょうど1年前に「大谷フィーバー」に沸いた。WBC本番を前に侍ジャパンが阪神との強化試合で大谷(ドジャース)が左膝をつきながら一発を放つなど2本塁打6打点。二刀流で世界一までチームをけん引した姿を見た村上は「もっと、もっと上の選手はいる」と目指すべき目標となった。中心選手の一人として迎える強化試合。大谷から「侍魂」を継承して、再び列島を沸かせる。

 春季キャンプでは左臀部(でんぶ)の張りで別メニュー調整していたが、高津監督に「自分で決めなさい」と言われ、出場を決断。「出ると決めた以上は出たいと思っていた。自分のコンディションがそんなにひどくないので出たかった」と力を込める。どんな大会でも、相手がどこであっても、もう、日本の4番は誰にも譲らない。(福井 亮太)

 ▽昨年3月の大谷フィーバー WBCに参加する侍ジャパンには来日翌日の3月3日にナゴヤドームで合流。6日に京セラドームで行われた阪神との強化試合では3回に才木から左膝をつきながら中越え弾を放つなど2本塁打で計6打点。久しぶりに生でプレーを見るために集まった3万3460人のファンを酔わせた。

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