エンゼルス有望株右腕シルセス 大谷翔平と2度目の対戦ならず「マウンドから帰る時にチキショーと思った」

2024年03月06日 14:53

野球

エンゼルス有望株右腕シルセス 大谷翔平と2度目の対戦ならず「マウンドから帰る時にチキショーと思った」
試合後に取材に応じるエンゼルス・シルセス(撮影・笹田 幸嗣通信員) Photo By スポニチ
 エンゼルスのチェイス・シルセス投手(23)が5日(日本時間6日)、先発したドジャース戦後に取材対応。初回に空振り三振を奪ったドジャース・大谷翔平投手(29)との対戦について振り返った。
 若手の有望株として期待される右腕は、初回無死一塁の場面で大谷と対戦。初球を投げる前に自らのけん制悪送球で一塁走者・ベッツを二塁に進めてピンチを広げたが、1ボールから2球目の内角高め速球で空振りを奪うと、カウント3-1からは左翼側へやや振り遅れ気味のファウルでカウントを整えた。そして、フルカウントから最後は速球で空振り三振に仕留めた。

 この対戦について、シルセスは「グレート。すごい興奮したよ。楽しかった。カウントが不利になって、あ~ダメだと。彼は素晴らしいバッターだからね。でもいい球を投げようと試み、幸運なことになんとか立て直すことができた。でもあの時必要なスポットに攻めることができなかったら間違いなく違う結果になっていたと思う。(フルカウントから)高めのゾーンをアタックしようとした。外の高め。数週間前に見た時、彼は内角のボールを逆方向へ打ち返した。だから今回は外の高目に投げバレルを防ごうと思った」と振り返った。

 2度目の対戦となる直前の3回1死一塁の場面でベンチからロン・ワシントン監督が出て無念の交代。これについては「彼は打席に入っていたからね。でもロン(ワシントン監督)が見えて。球数だね。悔しかったよ。もう1回対戦したかった。どうなるか見たかった。だからマウンドから帰る時に『チキショー』と思った。でもこの先も対戦できるだろう。またチャンスはある。どうなるか楽しみだ」と笑顔交じりに話した。

 エンゼルス時代はライブBPでは対戦があったそうで「アウトも1つ取ったけど、フェンス直撃の二塁打も打たれた。それは2打席目だったから(今回は1回で)よかったのかもね。いい思い出だよ」と懐かしそうに話した。

 大谷との会話については「話したよ。フィールドに行く時に彼を見かけた。だから挨拶をした。もっと話したかったけど時間がなかった。もっと話をできれば最高だったけど競い合う前だったからね。また彼と会って話ができたら最高だね」とし、三振後に大谷とアイコンタクのようなものはあったかについては「ないね。三振をとってボールを返してくれと。彼が僕を見たかどうかはわからない。もし彼が僕を見たか、何かをしたら、前にも経験したことがあるように振る舞い、敬意を払いたい」と話した。

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