心配ノーノー!ロッテ・朗希6回1失点で5勝目 初のマツダで前日ノーノー喫したチーム救った

2024年06月09日 05:30

野球

心配ノーノー!ロッテ・朗希6回1失点で5勝目 初のマツダで前日ノーノー喫したチーム救った
<ロッテ・広島>6回2死二塁、末包と対戦する佐々木(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【交流戦   ロッテ3―1広島 ( 2024年6月8日    マツダ )】 心配は無用だった。2週間ぶりの登板、初体験のマツダスタジアムのマウンド…不安材料を抱えながらロッテ・佐々木は結果を出した。ドジャース、ヤンキースなどメジャー5球団スカウトも見守る中、6回3安打1失点(自責点0)。前日ノーヒットノーランを喫したチームの連敗を2で止め、チームトップの5勝目を挙げ「勝ちにつながる投球ができて良かった。最低限の仕事はできたかなと思う」と表情を緩めた。
 慎重に、丁寧に試合に入った。初回先頭の秋山への初球は153キロ。そこから154、155キロと上げ、最後は140キロフォークで一ゴロに仕留めた。「マウンドに適応するまでは力の入れ方に気を付けないと(ボールが)暴れてしまうので」。5月10日、初登板となったエスコンフィールドの日本ハム戦で5回2/3を5失点で敗れた教訓を生かした。2回に自らの失策も絡み1点を先制されたが、最後までアクセルを全開まで踏み切ることはなく、最速は157キロ止まり。それでも3回以降はわずか1安打で三塁を踏ませなかった。

 先月28日に出場選手登録を抹消された。上半身の疲労の回復遅れが理由とされたが、「体の感覚が良くない中でトレーナーと首脳陣の判断。僕は投げるつもりでいたし、疲れていたわけではない」と強調した。この日は90球で降板したが、吉井監督は「ちょうど迷うところだったので、だったら代えようと」と説明し「今日の内容を踏まえても問題ない」と太鼓判を押した。

 三振を9つ奪い、今季70奪三振とパ・リーグ2位に浮上。ローテーションを1度飛ばして中14日のマウンドだったが、防御率1・96は同4位とした。「また、ここからしっかり投げ続けたい」。チームはリーグ2位に再浮上し、首位猛追へ向けて大黒柱が帰ってきた。(大内 辰祐)

おすすめテーマ

2024年06月09日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム