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オリックス佐藤一磨「少し時間かかってしまいましたが」両親の前でプロ1勝 「必死で全力で」巨人斬り

2024年06月09日 17:25

野球

オリックス佐藤一磨「少し時間かかってしまいましたが」両親の前でプロ1勝 「必死で全力で」巨人斬り
<巨・オ>プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の佐藤(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【交流戦   オリックス4―1巨人 ( 2024年6月9日    東京D )】 プロ初登板初先発のオリックスの佐藤一磨投手(23)が9日の巨人戦(東京D)で5回1安打無失点の快投を披露し、プロ初勝利を挙げた。神奈川・横浜隼人から19年育成ドラフト1位で入団して5年目、前日8日に支配下登録されたばかり。育成ドラフト出身の初登板初勝利は23年5月21日中日戦の松井(巨人)に次いで5人目、オリックスでは初となった。
 岡本和、坂本、長野を無安打に封じるなど巨人相手に1安打の快投。試合後、ヒーローインタビューを受けた佐藤は東京ドームの観客からの歓声に「すごい、びっくりします」と初々しい笑顔を見せた。

 少年時代に何度も観戦に訪れていた東京ドームで迎えたプロ初登板のマウンド。「前日からすごい緊張してて小っちゃい頃から見てるマウンドだったのですごく楽しみに全力で準備しました」と話し、「1人1人必死で全力で1球1球投げました」と力投を振り返った。

 初回、ヘルナンデスに左中間を破る二塁打を打たれたが、続く吉川を二ゴロ、岡本和は中飛に打ち取って無失点で切り抜けた。その後も巨人打線相手に直球で押し込んで、打たれた安打は初回の1本のみ。5回73球で降板後は「ホッとしたのが1番で後は勝てたらいいなと思って待ってました」とベンチで見守り、初勝利を手にすると安心したような表情を見せた。

 この日は神奈川の実家から両親が駆けつけ、声援を送った。ウイニングボールは「家族が見に来てるので家族に渡したいと思います」と言い、場内のビジョンに両親の姿が映し出されると頭を下げて「少し時間がかかってしまいましたが関東で勝てていいところ見せられてよかったと思います」と喜んだ。

 そして敵地へ詰めかけたファンへ向けて「すごい声援を送っていただいたのでものすごく力になりましたし、勝ててよかったです」とメッセージを送り、大歓声を浴びていた。

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