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ソフトバンク・嶺井 古巣DeNAに“恩返し”弾「打てて良かった。少し複雑ではありますけどね」

2024年06月09日 06:00

野球

ソフトバンク・嶺井 古巣DeNAに“恩返し”弾「打てて良かった。少し複雑ではありますけどね」
<D・ソ>7回、2ランを放つ代打・嶺井(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【交流戦   ソフトバンク5-3DeNA ( 2024年6月8日    横浜 )】 ハマスタの大歓声を、力に変えた。ソフトバンク嶺井が、今季2打席目で1号を放った。
 「(DeNA)東はルーキーの時から知っている、いい投手なんでね。何とか食らいついていこうと。いい結果になったし、打てて良かった」

 1―0の7回1死一塁、好投のスチュワートに代わり2試合連続で代打登場。カウント2―2からの5球目、元同僚左腕のチェンジアップを完璧に捉えた打球は左中間スタンドに消えた。「ベイスターズファンもいらっしゃって。少し複雑ではありますけどね」。かつての古巣で22年以来の恩返し弾だった。

 22年まで9年間、DeNAでマスクをかぶってきた。故郷・沖縄の守り神にちなんで愛称は“ハマのシーサー”。愛されていた。昨季からFAでソフトバンクに加わったが、甲斐や若手の存在もあり、昨季は出場44試合。今春キャンプはB組(2軍)スタートだったが、若手に交じり午前6時30分から、アーリーワークを続けた。

 小久保監督の方針は「捕手2人制」。交流戦で指名打者のない敵地6連戦の代打要員、守備固めでようやく4日に1軍初昇格した。直前まで3軍の練習に参加していたが「何軍だろうが、やることは変わらないので。いつ来ても準備はしていましたよ」と嶺井。4日に33歳になった男は、ようやく1軍の戦力になれて少し笑った。

 「でも、まだ何もしてないでしょ。これからでしょ」。そしてすぐに次の出番へ向け気を引き締めていた。

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