松本人志が「週刊文春」提訴 損害賠償請求、訂正記事による名誉回復を発行元に求める 吉本興業発表
2024年01月22日 17:29
芸能
「本件につきましては、係争中の案件となりますので、当社にお問い合わせいただきましてもお答えいたしかねます旨、予め申し添えさせていただきます」とした上で、松本の代理人によるコメント全文を記載。
「本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とし、「関係者の皆様方にはご心配・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」と記載。代理人の八重洲総合法律事務所・田代政弘弁護士名義の文書が掲載された。
発端は昨年12月27日発売の「週刊文春」の記事。松本が15年に東京都内のホテルで複数の女性に性的行為を強要したなどと報じた。同誌の直撃取材に対し、松本はこうした事実はないと否定していた。吉本も「タレントの社会的評価を著しく低下させ、名誉を毀損するものだ」と抗議するコメントを発表。法的措置も検討するとした。
だがその後も松本に関する報道が続き、事態は収拾せず。松本が出演する番組でスポンサーのクレジットが表示されないケースも見られた。今月3日には、ホテルに一緒にいたとされるスピードワゴン・小沢一敬が出演するNHK・Eテレの番組の放送が見合わせとなった。
吉本は「芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆さまに多大なご迷惑とご負担をおかけすることになる」という松本の思いを代弁。今月8日には芸能活動を当面休止すると発表した。活動休止するのは松本の意向で「さまざまな記事と対峙(たいじ)し、裁判に注力したい」と事務所に申し入れ、徹底抗戦する構えを見せていた。