自分でできる「寒暖差疲労」チェック!専門家監修

2023年10月15日 09:00

自分でできる「寒暖差疲労」チェック!専門家監修
季節の変わり目は、寒暖差により体調不良に悩まされる方も多いのでは。リンナイ株式会社が行った「寒暖差疲労」に関する意識調査(※)でも、約7割の人が、夏から秋の変わり目で体調を崩したことがあると回答しています。 せたがや内科 […]

季節の変わり目は、寒暖差により体調不良に悩まされる方も多いのでは。リンナイ株式会社が行った「寒暖差疲労」に関する意識調査(※)でも、約7割の人が、夏から秋の変わり目で体調を崩したことがあると回答しています。

せたがや内科・神経内科クリニック院長の久手堅司先生が監修した 「寒暖差疲労 簡易チェックシート」で、寒暖差疲労をセルフチェックしてみませんか?

(※)調査概要
調査時期: 2021年8月7日~8月9日
調査方法: インターネット調査
調査対象: 20~60代 男女 計2,350人
調査エリア: 全国47都道府県

寒暖差疲労のセルフチェック! いくつ当てはまる?

✓ 夏の暑さも冬の暑さも苦手
✓ ずっと冷房が効いているなど、温度が一定の環境にいる時間が長い
✓ 気温差が激しくなる季節の変わり目は、体調を崩すことがある
✓ 場所から温かい場所に移動すると、顔がほてりやすい
✓ 代謝が悪く、むくみやすい
✓ 手や足など、体の一部が冷たく感じることがある
✓ 寝つきや起きが悪い
✓ 入浴中、湯船に入って体の芯から温まるまで時間がかかる
✓ PC作業やスマートフォンの使用時間が長い(1日平均3時間以上)
✓ 肩こり、首こりがある

4個以上のチェックで寒暖差疲労の可能性があります。当てはまる項目が多いほど要注意! 筆者は5個当てはまりました。寒暖差疲労を起こしている可能性が高いですね。

とくにチェック項目の上位3つは、病院内でも訴えている方が多いと久手堅先生は語ります。

「暑さや寒さが苦手なのは、寒暖差疲労の強い方にはほぼみられます。そして、PC作業やスマートフォンの使用は、首・肩こりに強い関係があります。首・肩こりは自律神経の乱れを引き起こす大きな誘因です。寒暖差疲労は気象だけでなく、現代人特有のデジタル漬けのライフスタイルも影響していると考えられます。また、近年のスマートフォンの普及により、首のこりを感じる人が急増していますが、首のこりにつながる骨格のゆがみが、寒暖差疲労を引き起こすきっかけになっていることも考えられます」(久手堅先生)

久手堅先生が教える、寒暖差疲労の対策方法

当てはまった人は、ぜひ以下の対策を試してみましょう。

  • 上着やマフラーなどで首肩を冷やさないようにする(就寝中も!)
  • 首肩をこまめに動かす(血流やこりの改善)
  • 内臓をあまり冷やさないようにする(冷たい飲み物は避ける)
  • PC作業とスマホ時間を抑え、ときどき休憩を入れる
  • 首肩をあたためるグッズを使用する
  • 首までしっかり入浴する(38~40度のお湯に15分浸かる)

とにかく首・肩こり対策が重要。冷えは血流を悪くしてコリの原因になります。

就寝中もネックウォーマーなどをつけるのがおすすめです。首や肩は布団から出てしまうため、冷えによる症状が現れやすくなります。

プロフィール

久手堅 司(くでけん・つかさ) 


せたがや内科・神経内科クリニック院長

医学博士。著書に「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」、監修本に「面白 いほどわかる自律神経の新常識」「自律神経失調症外来」「頭痛外来」「肩こり・首こり外来」など複数の特殊外来を立ち上げ、中でも天候と不調の関係にフォーカスを当てた「気象病・ 天気病外来」「寒暖差疲労外来」は、テレビ・新聞・雑誌・ウェブなど各種メディアで話題を呼んでいる。 

<Edit:編集部>

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