【MGC女子】24歳・鈴木優花がトップ浮上 とらえられた一山麻緒は2位につける

2023年10月15日 10:21

マラソン

【MGC女子】24歳・鈴木優花がトップ浮上 とらえられた一山麻緒は2位につける
<MGC>日本橋を通過する女子の先頭集団(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 24年パリ五輪男女マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は15日、午前8時10分に女子の号砲が鳴った。スターターを小池百合子・東京都知事が務めた。
 東京・国立競技場発着で、上野や銀座、日本橋など名所を通過しながら周回を含む42・195キロ。気温14・5度、スタート時の降水量は9ミリと冷たい雨が降りしきる中でのスタートとなった。

 前回覇者の前田穂南(天満屋)が号砲とともに先頭に位置どった。2キロ過ぎで集団は完全に2つに分かれ、前の集団を前田穂南がけん引する形で進んだ。

 5キロ地点では、前田を先頭に、安藤友香(ワコール)、細田あい(エディオン)、一山麻緒(資生堂)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、岩出玲亜(デンソー)ら15人で形成された集団が通過した。10キロ地点では岩出が先頭、33分58秒で通過した。

 ほぼ先頭集団の顔ぶれが変わらないままレースは進んだが、23キロ過ぎで一山がスパート。一気に先頭集団から前へ出た。直後に細田が続いた。

 29キロ過ぎでは、前田穂南が送れ、5位に後退した。

 24歳の鈴木優花(第一生命グループ)が終盤、38キロ過ぎで一山をとらえ、先頭に立った。39キロ過ぎで一山に5秒差をつけた。鈴木は大東大時代の昨年3月、初マラソンとなった名古屋ウィメンズマラソンで2時間25分2秒の日本学生新記録をマーク。この日が3度目のマラソンとなった。

 ▼パリ五輪への道 MGCの上位2人がまず決定。残り1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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