東京国際大14位 わずか3秒差で涙 アクシデント…エティーリ転倒で負傷

2023年10月15日 04:30

駅伝

東京国際大14位 わずか3秒差で涙 アクシデント…エティーリ転倒で負傷
右膝に痛々しい傷がある東京国際大・エティーリ(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第100回箱根駅伝予選会 ( 2023年10月14日    陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=21・0975キロ )】 東京国際大はわずか3秒差で箱根行きを逃した。アクシデントが悲劇を生んだ。5000メートル、1万メートルの日本学生記録保持者で史上最速留学生のケニア人リチャード・エティーリ(1年)は先頭集団で快調に飛ばした。しかし8キロ過ぎに後続の選手と接触して転倒。すぐに起き上がりレースを続行したが、右足を負傷した影響で大きく後退した。
 17.4キロ通過時、上位10人の合計タイムで15位。終盤は順位も合計タイムも見えない中、予選通過だけを信じてペースを上げた。届かなかったのはわずか3秒だった。4年間で異なる3区間の区間記録を塗り替えたビンセントらが卒業し戦力ダウンを指摘されたが、エティーリの加入と村松敬哲(4年)らの成長で本番でも上位進出が期待されていた。

 順位が発表されると選手たちはぼうぜんとし、うなだれた。村松は涙ぐみながら「悔しい。もっと自分がタイムを稼いでいれば。リチャードが転んだと聞いて“やばい”とペースを上げたけど思ったほど上がらなかった。アクシデントは仕方ない。足が痛いのに頑張ってくれた」と後輩を気遣った。

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