【MGC女子】前回覇者・前田穂南は7位 序盤は先頭でけん引も無念 「途中から思うように足動かず」

2023年10月15日 11:10

マラソン

【MGC女子】前回覇者・前田穂南は7位 序盤は先頭でけん引も無念 「途中から思うように足動かず」
<MGC>力走する前田(中央)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 24年パリ五輪男女マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日、東京・国立競技場発着で行われた。前回覇者の前田穂南(27=天満屋)は2時間27分02秒(速報値)で7位に終わった。
 序盤は先頭でけん引したが、24キロ過ぎ、一山麻緒(資生堂)がスパート。

 強い雨が降りしきる中でのレース。「序盤は自分のリズム作って走って動かしていったんですけど、途中からちょっと思うように足動かなくなってきた」と悔しさをにじませた。

 「後半だんだんもう足止まってしまったんですけど、しっかり最後まで走り切れたことは良かった。力を最大限に出すことはできなかったんですが、しっかり継続してやってこれたので、次ファイナルチャレンジに向けて頑張りたい」と見据えた。

 前回大会では20キロ付近から独走して優勝。21年東京五輪に出場したが、33位に終わった。故障が相次ぐ中、名古屋ウィメンズマラソンで日本人2位となる2時間22分32秒で復活を印象づけた。

 大会前の会見では「スピードも重視しながら距離をしっかり走り込んで力を付けてきた。勝負ということではタイムより自分の速いペースで押して、左右されず自分のリズムで走ることで力を発揮できる。前回大会よりイメージしながら取り組めた」と自分のリズムを守ることが勝利につながると実感を込めていた。

 ▼パリ五輪への道 MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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