【MGC男子】4位の川内優輝「悔いはない」130回目のフルマラソン 完全燃焼の大逃走劇

2023年10月15日 10:24

マラソン

【MGC男子】4位の川内優輝「悔いはない」130回目のフルマラソン 完全燃焼の大逃走劇
<マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)>4位と奮闘した川内(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 上位2人が24年パリ五輪切符を獲得するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着のコースで行われ、男子の川内優輝(AD損保)は4位と奮闘した。
 130回目のフルマラソン。号砲と同時に飛び出すと、雨中の大逃走を展開する。後続を突き放して独走態勢に持ち込んだが、35キロで吸収されて7人の先頭集団を形成。ここから遅れることなくレースを進めた。

 終盤は優勝した小山直城(ホンダ)に突き放されたものの、最後まで上位争いを展開。「悔いはない。出し切って負けたのでしようがない」。大逃げについては「得意な走りをしたいと思っていた」と説明していた。

 実はひそかな目標を掲げていた。「大迫選手に1回も勝ったことがなくて、今日の目標は大迫選手に勝ちたいと」。結果は7秒及ばず、「大迫選手は最後までパリを見据えて2番を狙っていたと思うので、その思いの差が出ちゃったかなと思います」と振り返った。

 ▼パリ五輪への道 MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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