【MGC男子】3位の大迫傑 また5秒届かず「一歩及ばなかった」「悔しい」パリ内定ならずも有利な立場に

2023年10月15日 10:33

マラソン

【MGC男子】3位の大迫傑 また5秒届かず「一歩及ばなかった」「悔しい」パリ内定ならずも有利な立場に
<MGC男子>2位と5秒差の3位でフィニッシュする大迫(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 上位2人が24年パリ五輪切符を獲得するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着のコースで行われ、男子で東京五輪6位の大迫傑(ナイキ)は、2時間9分11秒で3位となり、今大会での五輪出場は決められなかった。
 19年MGCと同様、2位と5秒差。「前回同様、最後タフなレース。純粋に夢中になって走るのを心がけたけど、一歩及ばなかった。頑張って動かしたけど、最後追い切れず、悔しい思いはある」と振り返った。

 東京五輪後に一度は引退したが、「さらに挑戦したい」と現役復帰。昨年11月のニューヨークシティー・マラソンで2時間11分31秒の5位で再出発すると、今年3月の東京マラソンでは自己3番目の記録となる2時間6分13秒をマークした。

 東京五輪切符を争った19年の第1回MGCは3位。MGCでの代表入りを逃したが、ファイナルチャレンジの20年東京で2時間5分29秒の日本記録(当時)をマークし、東京五輪への道を切り開いた。

 今大会も3位に入ったことで、今後のファイナルチャレンジで記録突破者がいなければ、大迫がパリ切符を得る。「最低限の結果を残せたのは良かった。また勝ち取ってパリを目指したい」と前を向いた。

 ▼パリ五輪への道 MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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