【ラグビーW杯】世界ランク1位アイルランド 8度目の挑戦も4強ならず…NZに惜敗

2023年10月15日 06:17

ラグビー

【ラグビーW杯】世界ランク1位アイルランド 8度目の挑戦も4強ならず…NZに惜敗
準々決勝敗退となり、試合終了後に座り込むアイルランド代表(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会準々決勝   アイルランド24―28ニュージーランド ( 2023年10月14日    サンドニ )】 またしても鬼門に阻まれた。世界ランキング1位のアイルランドは、同4位のニュージーランドに24―28で惜敗。過去7度、一度も突破できていなかった準々決勝に8度目の挑戦も敗れ、8強で10度目のW杯を戦い終えた。 【試合結果
 前半21分までに0―13と劣勢だったアイルランドが反撃を開始したのは同22分。今大会を最後に現役を引退する38歳のSOセクストン主将のPGで3点を返すと、5分後に連続攻撃からオークランド出身ながら17年にアイルランド代表となり、W杯2大会目の出場となったCTBアキが華麗なステップで計5人を抜き去りトライ。反撃ののろしを上げた。

 再び8点を追う前半終了間際には、数的有利を追い風にゴール前ラインアウトからラックを連取すると、最後は20年に初キャップを獲得したSHギブソンパークがラックサイドを自ら突いてトライ。12年には当時マオリ・オールブラックスのヘッドコーチを務めていた日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチに見出されて選出され、8キャップを獲得した31歳が、母国へ痛烈な恩返しをしてみせた。

 1点差で折り返した後半も先にトライを許して突き放されたが、同24分にはゴール前でラインアウトモールを相手に崩されて認定トライ。相手に2枚目のイエローカードが出て押せ押せムードになったが、逆にショットを決められ4点差に。最終盤もミスが許されない状況で約40次もの攻撃を重ねたが、最後は相手のジャッカルでペナルティーを取られ万事休す。フィフティーンは一様に、ピッチに崩れ落ちた。

 19年大会でも準々決勝でニュージーランドに敗れ、8強止まりだったアイルランド。20年以降に徐々に復調し、今年の欧州6カ国対抗では全勝優勝。押しも押されもせぬ優勝筆頭候補として今大会に臨み、「死のB組」では南アフリカを破り全勝突破。この試合に勝てば、ニュージーランド、イングランドに並ぶテストマッチ最多記録の18連勝となるはずだったが、ジンクスとも、W杯の七不思議とも呼ばれる落とし穴に再び突き落とされた。

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