【MGC女子】細田あい 7秒届かず…3位で代表内定逃し涙 一時トップも終盤「寒さで体が硬くなった」

2023年10月15日 11:29

マラソン

【MGC女子】細田あい 7秒届かず…3位で代表内定逃し涙 一時トップも終盤「寒さで体が硬くなった」
<MGC>力走する細田(中央)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 24年パリ五輪男女マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日、東京・国立競技場発着で行われた。細田あい(27=エディオン)は2時間24分50秒(速報値)の3位で、代表内定はならなかった。
 スタート時の気温は14度台、降りしきる雨の中での過酷なレースとなった。24キロ過ぎに一山麻緒(資生堂)がスパート。細田が食らいついて並走し、先頭グループで進んだ。33キロ過ぎで一山が再びスパート。並走する細田を離した。それでも最終盤のトラックまで猛追。しかし2位にあと7秒及ばなかった。

 「流れに身を任せてイメージ通り。想定のペースでいった。(終盤は)寒さで体が硬くなってしまった。切り替えて走れなかった。追いつけそうで追いつけない悔しい思いだった」と無念さをにじませた。

 昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは自己記録の2時間24分26秒で4位。ケガに悩まされて、21年に引退を本気で考えたが、家族や恩師らの「まだまだ走る姿を見たい」という言葉を聞いて思いとどまり、同マラソンで力走。MGC出場権を獲得し、復活を印象づけた。同年のロンドンマラソンでは日本女子歴代8位の2時間21分42秒をマークしていた。

 大会前の会見では「やるべきことはやってきたので、あとは力を出すだけという状態にはなったと思う」と手ごたえを見せ、パリ五輪へ「夢から目標に変わったので、手に届くところまで来ているので、まずはMGCで出場権を獲得して、その先の五輪へという形で考えている」と語っていた。

 ▼パリ五輪への道 MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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