立大6位 監督解任乗り越え突破 急きょ指揮・原田総監督が感涙

2023年10月15日 04:30

駅伝

立大6位 監督解任乗り越え突破 急きょ指揮・原田総監督が感涙
予選通過を決め、選手たちに胴上げされる代理監督を務めた立大・原田総監督(中央)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第100回箱根駅伝予選会 ( 2023年10月14日    陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=21・0975キロ )】 歓喜の瞬間を迎えると、感情を一気に爆発させた。立大が6位で再び箱根路へ。上野前監督に代わり急きょ指揮を執った原田昭夫総監督は「ご迷惑をかけ、申し訳ないです。学生たちが、はしゃぐのはどうか許してやってください」と号泣。1時間2分15秒でチームトップ14位の関口絢太(4年)は「騒動があっても、選手たちは突破したい強い思いがあった」と胸を張った。
 女性部員との不適切な交際が一部週刊誌で報じられた上野前監督が10日に謹慎、11日に解任と急展開だった。それでも選手は闘志を燃やし続けた。決戦前夜の13日、OB約20人が急きょコメントを寄せた10分の激励動画が届いた。「しんみりした感じでなく明るく励ましてくれた」と関口。沿道からの温かい応援も背中を押した。積極的な走りで10キロまでチームはトップ通過。見せ場もつくった。

 本大会まで残り2カ月半。今後のチーム体制は未定ながら「目標はシード権獲得」と関口。ピンチを乗り越えた選手たちは、また一つ強くなった。

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