高かった関東の壁 箱根駅伝予選会 全国に門戸も地方11校全滅 京産大27位が最高

2023年10月15日 04:30

駅伝

高かった関東の壁 箱根駅伝予選会 全国に門戸も地方11校全滅 京産大27位が最高
5キロ地点、力走する京産大の選手たち(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第100回箱根駅伝予選会 ( 2023年10月14日    陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=21・0975キロ )】 高い壁に阻まれ、関東勢以外の大学が全て敗退した。関東を除いた最上位は27位の京産大で合計タイムは10時間54分22秒。出場圏の13位・山梨学院大との差は14分35秒も開いた。終わってみれば大人と子供の差だった。妹尾誠監督は「自己ベストを出せた選手もいて目標のタイムは残せたけど、他の大学が強かった」と力の差を口にした。
 元国学院大で箱根ランナーだった寺田夏生監督=写真=が率いる皇学館大は35位にとどまった。出場圏とは30分13秒差。同監督は「ケガなく走ってくれて安心している。でも結局はボコボコにされている」と力負けを認めた。11年の箱根路ではゴール前約100メートルの交差点で道を間違え、今でも「寺田交差点」で認識される伝説のランナー。「各大学の全力を懸ける熱い思いが感じられた」と振り返った。

 関東勢に挑んだ11校にとっては悔しい結果となったが、箱根の本戦切符を懸けて走ったことは間違いなく大きな財産となった。「(箱根駅伝を)ぜひ全国化していただければ。全国化してもらえれば、もっと日本全体のレベルが上がっていくと思う」と寺田監督。得がたい経験だっただけに、そう今後へと期待を寄せた。

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