【MGC】どうなる残り1枚のパリ切符 男子の大迫傑は“待ち”の手も 女子は新谷仁美がカギ握る

2023年10月15日 14:23

マラソン

【MGC】どうなる残り1枚のパリ切符 男子の大迫傑は“待ち”の手も 女子は新谷仁美がカギ握る
<MGC>パリ五輪内定を決め、笑顔を見せる(左から)一山、鈴木優、小山、赤崎(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 上位2人が24年パリ五輪切符を獲得するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着のコースで行われ、男子は2時間8分57秒で優勝した小山直城(ホンダ)、2時間9分6秒で2位だった赤崎暁(九電工)、女子は2時間24分9秒で制した鈴木優花(第一生命)、2時間24分43秒で2位の一山麻緒(資生堂)が夢切符をつかんだ。
 男女とも残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

 MGCで男子3位だった大迫傑(ナイキ)はファイナルチャレンジに出場しなくても、記録突破者がいなければ代表となる有利な状況。前回の東京五輪選考会のMGCも3位だったが、その後の東京マラソンで設定タイムを突破して五輪出場を決めた。

 股関節周辺を痛めていたこともあって12キロ手前で棄権した鈴木健吾(富士通)は、自己ベストが日本記録の2時間4分56秒。本来のパフォーマンスを発揮できれば、2時間5分50秒は射程圏だが、回復が間に合うか。

 女子は2時間19分24秒の現役最速の記録を持ち、MGCには出場しなかった新谷仁美(積水化学)がカギを握る。ファイナルチャレンジに参戦するようなら、代表入りの可能性は十分。故障でMGCを欠場した松田瑞生(ダイハツ)は、ファイナルチャレンジに照準を合わせている。

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