谷口キヨコ「壁を乗り越えると、ええことがある」 ドラム歴3年…辞めてもええけど続けて気づくこと

2024年01月23日 15:00

芸能

谷口キヨコ「壁を乗り越えると、ええことがある」 ドラム歴3年…辞めてもええけど続けて気づくこと
<写真説明>こんな感じのスタジオでボチボチやってます! Photo By 提供写真
 【谷口キヨコのごきげん!? SOLOライフ】年齢だけはめっちゃ立派な大人になったけど、今頃気付くことがあります。もうすぐ3年になるドラムをやってて気付いたことは『壁を乗り越えると、その向こうにええことがある』ってことです!
 「は!? 今さら?キヨピー何言うてるん?」て思わはりますよね。でも、ほんまに今更思ったんですよ、私。ホンマ、今になってこんなん言うこと恥ずかしいんですが、これまで実感してこなかったんですよね。いや、経験はあったとは思うんですが意識してなかったんですね。

 『自分は壁を乗り越えた。そして今、ええことが自分にやってきてる!』。そんな風には思わなかった…。たぶんそれは、ここで言う『壁』が越えなければならない義務のようなもので、越えた後は喜びではなく、安堵(あんど)がやってくるというか…そんな感じやったと思うんです。

 私のドラムレッスンは、月3回の個人レッスンです。プロのドラマーに教えてもらうのですが、たたいてみたい曲を選んで(習熟度合いもあるので先生と相談しながら)、先生がその曲を楽譜におこします。先生がお手本をたたいてそれを動画で保存。そこから私の個人練習が始まり、次のレッスンで先生にチェックしてもらいます。曲の難易度にもよりますが、一曲たたけるようになるまで3、4カ月かかります。個人練習はスタジオに入って、ひたすら先生の動画を見ながらそのフレーズをできるまでたたく…たたきまくる…これの繰り返しです。ずーっと先生のドラムやってるところを見てるので、先生は私のドラムのお父さんです(年下やけど)。

 イントロだけで何週間もかかるときがあるし、自分の手の好きなフレーズみたいなのがあって、それはすぐに覚えられます。でも全体的にはなかなか進まない…。ひっかかるところは何度やっても覚えられないし。「これってほんまに自分の手足か?」と感じるぐらい思うようには動いてくれません。

 そんなときにはイライラするし、嫌やし、とにかくやりたくないし、投げ出したくなります。だいたいドラムやらなきゃ生きていけないわけでもないし…。そうなんですよ、別に仕事でもないし、やらなくても生きていけるのに、お金もらえるわけでもないのに、わざわざ自分からやりだしたわけですよ。だからいつやめてもいいわけですよ!

 でも、それでええのかキヨコ。誰かに言われたわけでも、頼まれたわけでもないのに、自分で勝手にやりだしたことだからこそ、やり続けなあかんのちゃうの? あかんくなくても、やり続けることがかっこええんちゃうの?って(あまりにも嫌ならやめることもアリ)。

 何をやってても壁ってありますよね。それを越えないと『その次』にすすめないこと分かってるんです。しかも、それが仕事やないなら別にやめたってええんです。でもやめずにやると…その先にエエことあるんですよ。自分に自信がもてること(これって大人になるとだんだん減る!)、他人からちょっと褒めてもらえること(しかもお世辞ではなく、まあまあ本気で褒めてくれる!)とかですよ。これってエエことですよね。好きで始めたことなら壁を越えると、きっと、その『好き』が広がる次のエエことがあるんですよね。

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