紀藤正樹弁護士「第4弾の記事を阻止したい意向があったんじゃないか」 松本人志裁判で推測「普通は…」

2024年01月23日 16:22

芸能

 弁護士・紀藤正樹氏(63)が23日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)に出演。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が22日、自身が飲み会で性的行為などを強要したとする疑惑を報じた「週刊文春」の発行元・文芸春秋などを提訴したことについてコメントした。
 松本は文芸春秋などを相手取り、名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償のほか、記事の訂正を求めて東京地裁に提訴。松本個人による提訴で、請求額は約5億5000万円と徹底抗戦の構えを見せている。

 裁判は文春の昨年12月27日発売号の記事とインターネット掲載分に対して行われる。同誌はここまで3回連続で報道を続けているが、紀藤氏は「今週木曜日が週刊文春の発売日なので、その前に提訴して第4弾を阻止したいという意向があったんじゃないかと思う。急いで提訴した感じですかね。普通は3つまとめて提訴するのが一般的ですが、この後第2弾、第3弾という形で続けて提訴がなされる可能性はあると思う」と推測。

 22日に松本の代理人弁護士が発表した文書では、「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はない」としている。

 紀藤氏は「1つは性的行為があったかなかったか、そして性的行為があったとしてもそれを強要したのではないということ、もう1つは強要してないのだから性加害に該当する事実はない。論点としてはこの3つが最大の争点」と解説。「ただ、文春側は全面的に争っていくことになる。昨日の週刊文春のコメントを見ても『一連の記事には十分に自信をもっている。提訴によって萎縮することなく今後も報じる』と言っているので、今回の提訴に対する回答のような記事が今後出てくるだろうし、新たに第4弾、第5弾の記事の可能性がある」とした。

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