金子恵美氏 松本人志の文春側提訴に「お互い取り返しのつかないような裁判に…非常に残念」

2024年01月23日 15:55

芸能

金子恵美氏 松本人志の文春側提訴に「お互い取り返しのつかないような裁判に…非常に残念」
金子恵美氏 Photo By 提供写真
 元衆院議員の金子恵美氏(45)が23日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が、自身が飲み会で性的行為などを強要したとする疑惑を報じた「週刊文春」の発行元・文芸春秋などを相手取り、名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償のほか、記事の訂正を求めて、東京地裁に提訴したことについて私見を述べた。
 今回の動きに意見を求められた金子氏は「裁判の結果がすべてなんだとは思うが、決着がつく前に仕事を奪われ、家族も巻き込まれ、社会的制裁を受けているという。これが記事のすべても真実ではなかったとしても、書いてしまって、そういった社会的影響が大きくなることの問題は社会全体に考えるべき」と指摘した。

 さらに「前提として性加害という犯罪があったとしたら、絶対に許されない。それを記事にすることは社会的意義もあると、正義として認められるべきだと思う」と前置きしたうえで「十分な信ぴょう性というと、真実でなかったとしても、裁判で文春側がそうではなかったとなったとしても、この問題を社会にメッセージを出すことに違う意味を持たれてしまうと思う。松本さんの名前を使ったことで社会に1つメッセージを出したとしても、そうではなかったという結論が出た時に、十分が証拠がない中でも記事が書かれてしまったら、この女性もまた傷ついて、出てこれなくなってしまうと思っています」と見解を示した。

 「記事を書く側もお互い取り返しのつかないような裁判になっていることが非常に残念。これをもっと問題に出してほしかったのに、何か違う印象が持たれるのは違うのではないかと感じてます」とした。

 吉本興業の公式サイトで22日、週刊文春の発行元、株式会社文芸春秋などに対し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を起こしたと発表。松本個人による提訴となり、請求額は約5億5000万円。松本は報道を受け、8日に「当面の間、様々な記事と対峙、裁判に注力するため」、事務所を通じ活動の一部休止を発表した。レギュラー出演している7番組を含む番組出演などは、収録していた分を除き、出演を自粛していく方針。

 松本の代理人弁護士のコメントを掲載した。「本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました」と説明。「今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」と今後の方針を明らかにした。

 訴えを受け、週刊文春編集部はこの日、コメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」とした。

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