駐日ジョージア大使 ウクライナ生まれのミス日本グランプリに「日本らしい美しさや品があったのでは」

2024年01月23日 16:34

芸能

駐日ジョージア大使 ウクライナ生まれのミス日本グランプリに「日本らしい美しさや品があったのでは」
ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使のX(@TeimurazLezhava)より
 ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本女性にふさわしい心と健康的な美しさを競う「第56回ミス日本コンテスト2024」(スポーツニッポン新聞社後援)でウクライナ生まれのモデル、椎野カロリーナさん(26)がグランプリに輝いたことに言及した。
 椎野カロリーナさんはウクライナ人の両親のもとに生まれ、母のサルク・スイトラナさんと日本人男性の再婚を機に5歳で来日。中学3年でモデル活動をはじめ、彫りの深い顔立ちや長い手足が武器となり「ギャップが個性になった」という。

 その個性を20年ごろからSNSで発信すると、同じ悩みを持つ人から「勇気が出た」との声が相次いだ。「自分の存在がギャップで苦しむ人の背中を押せたら」と大会出場を決意し、22年に日本国籍を取得。前日、都内で行われた同コンテストで頂点に立った。

 椎野さんは「これまで人種の壁があり、日本人として受け入れてもらえない部分もあったが、日本人として認められたことに感謝したい」と目に涙を浮かべながら喜びのコメントを述べた。

 ただ、日本以外にルーツを持つ人物がグランプリに輝いたことでSNSを中心に賛否両論がある。Xでも「美人なのは理解するけどこれ一応ミス『日本』なのに、日本らしさどこ?差別と区別ははっきり分けてほしい 多様性とか言いながら逆に日本人顔への差別やん」というが投稿が寄せられた。

 レジャバ駐日大使はこの投稿を引用し「私も理解するのに時間がかかりました。ただ、おそらく彼女に大会の理念に即するような日本らしい美しさや品があったのではないかと想像します。横綱らしい横綱がモンゴル人の白鵬であったのと同じように」と自身の見解を記した。

 そして、最後に「知らんけど」とオチを付けることも忘れず、日本流の文化で笑いを取った。

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