六平直政 「無給」「無休」を10年続けた下積み時代「女物のジーンズが入りましたもん」

2024年01月23日 19:04

芸能

六平直政 「無給」「無休」を10年続けた下積み時代「女物のジーンズが入りましたもん」
俳優の六平直政 Photo By スポニチ
 個性派俳優の六平直政(69)が23日までに更新されたYouTubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活~この一本~」にゲスト出演。今では想像もつかない、若手時代の苦労エピソードを披露した。
 都内屈指の進学校、国立高を卒業した六平は、武蔵野美術大へ進学。彫刻家を目指して、篠田守男氏に師事したものの、師匠から「六平君は彫刻家としても、このまま大成すると思うけど、芸能の方に行ったらどう?」と勧められるままに、俳優転向を決意した。

 たまたまキャスト、スタッフの募集広告を新聞で見つけ、唐十郎が立ち上げた「状況劇場」へ応募。約3000人から30人が合格する競争率100倍の難関をくぐり抜け、入団したものの、想像以上に過酷な環境だった。

 「まずね、お金を1銭もくれない。そして1年365日、1日も休みがない、土日も」

 希望に胸を膨らませ、入団した30人中、六平ら3人を除く27人が3カ月で逃げ出したという。「どうやって生活していたんですか?」の問いに、六平は「夜中に(劇団にいた)小林薫さんの知り合いの人のビル掃除して、一晩に7000円もらうとか」と告白。アルバイトがメイン収入の暮らしは10年近く続いた。

 「(その頃は)体重なんか53キロくらいでしたよ。ウエストも54くらいで、女物のジーンズが入りましたもん」

 食うや食わずの生活だった当時を懐かしそうに振り返る。「(あの頃は)慢性栄養失調。だから、いまだに脳が衰えちゃってて」と最後はジョークで締めていた。

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