「不適切にもほどがある」偶然?狙った? さりげない“一言”にネット騒然「クドカンすげぇ」「天才」

2024年02月19日 10:09

芸能

「不適切にもほどがある」偶然?狙った? さりげない“一言”にネット騒然「クドカンすげぇ」「天才」
金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第4話。思春期の井上くん(中田理智)(C)TBS Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は16日、第4話が放送された。現代の「既読スルー」問題に一石を投じるミュージカルシーンや俳優の古田新太(58)初登場など目を引く場面が多い中、一部のファンから注目を集め、X(旧ツイッター)トレンド入りも果たすほどの大反響を呼んだ“あるワード”がさりげなく登場した。
 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまう“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 第4話は「既読スルーしちゃダメですか?」。小川市郎(阿部サダヲ)と犬島渚(仲里依紗)はキスをしようとした瞬間にビリビリッと弾け飛び、2人の間に何かの障壁があることに気づく。市郎は向坂キヨシ(坂元愛登)のスマートフォンを自分名義に変更し、メッセージアプリをダウンロード。はしゃぎ倒していたが、これがさらなる問題へと発展していくことも知らず…。

 一方、昭和の小川家。ひょんなことからキヨシがクラスメイトの井上くん(中田理智)に告白されたと話し始め、向坂サカエ(吉田羊)が衝撃。小川純子(河合優実)は二股だと騒ぎ立て…という展開。

 告白直前、井上くんはキヨシに、80年代に人気を博したBL作品「風と木の詩」を紹介し「ジルベールの孤独が痛いほどわかるんだ」と吐露する。この「ジルベール」、実は劇中に「ムッチ先輩/秋津くん」役で出演している磯村勇斗が、昨年放送されたテレビ東京のドラマ「きのう何食べた?」で演じた“役名”なのだ。

 同作で磯村は、小悪魔的キャラクター・井上航を演じている。井上は「ジルベールみたいな美少年」ということから、「ジルベール」と呼ばれていた。

 また、「ジルベール」の恋人・小日向さんを演じた山本耕史も「不適切にも…」出演中。キャストの被りもあり、狙ったものか、偶然なのかは定かではないが…。ドラマ「きのう何食べた?」公式Xも思わず「きのうは“ジルベール”がトレンド入りしていましたね」と投稿。「“井上くん”のセリフで“ジルベール”…気になるにもほどがある!」と、ドラマタイトルをもじって投稿した。

 局を超えた“胸アツ展開”に、ネット上では「まさかのジルベール」「きのう何食べた?では恋人同士の山本耕史さんと磯村勇斗さんがこのドラマで共演してるけど、まさかジルベールネタまで持ってくるとは。クドカンさん、他のドラマへの研究とオマージュすごいな」「いやいやいや、山本耕史と磯村勇斗が出てるドラマで“ジルベール”って言われるともう、それなのよ」「ドラマ『きのう何食べた?』でジルベールと小日向さんを演じた磯村勇斗、山本耕史が出演する『不適切にもほどがある!』で『風と木の詩』が小ネタとして出て、それがトレンドになるという…やはり『風と木の詩』は昭和時代の『漫画』というジャンルを超える名作のひとつだと思う」「令和と昭和を並行させながら爆速で話を進めるクドカンはやっぱり天才。ジルベール出してくるのは完全に磯村くん&山本耕史いじりじゃん」と大きな反響を呼んでいた。

 次回は第5話「隠しごとしちゃダメですか?」(2月23日)が放送される。

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