藤本四段 今年度勝率・863に上昇 ・857の藤井棋王も上回る驚異的数字 56年ぶり大記録なるか

2024年02月19日 17:51

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藤本四段 今年度勝率・863に上昇 ・857の藤井棋王も上回る驚異的数字 56年ぶり大記録なるか
藤本渚四段 Photo By スポニチ
 将棋の最年少棋士・藤本渚四段(18)が19日、大阪・関西将棋会館での第50期棋王戦予選で脇謙二九段(63)と対局し、82手で勝利した。終局は午後3時58分。振り駒の結果、藤本が先手となり、得意の雁木(がんぎ)から地下鉄飛車を発車して優勢へ持ち込んだ。
 対局は来年2月開幕予定の5番勝負挑戦権を争う戦い。現在開催中の5番勝負は藤井聡太棋王(21)=王将を含む8冠=が伊藤匠七段(21)を挑戦者に迎え、第1局は持将棋となったため0勝0敗1分で24日、金沢市での第2局に臨む。

 藤本は今年度成績を44勝7敗、勝率・863とした(未放映対局は除く)。中原誠16世名人(76)が五段だった67年度に樹立した47勝8敗の歴代最高・855を上回るハイペースで年度末まで1カ月余りとした。

 この数字は藤井の42勝7敗、・857も上回る(未放映対局は除く)。日本将棋連盟によれば22日の次戦、王座戦1次予選での服部慎一郎六段戦以降、最低6局は年度内に予定されるため、1敗以内で3月末まで戦い抜けば藤井の結果次第で「中原超え」を果たす可能性がある。56年ぶりの大記録達成なるかが注目を集めそうだ。

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