女性セブンなどの事実とは異なる記事により名誉を毀損(きそん)されたとして、「X JAPAN」のYOSHIKI(年齢非公表)の所属事務所「ジャパンミュージックエージェンシー」が、発行元の小学館に1億1000万円の損害賠償と謝罪広告を求める訴訟の第1回口頭弁論が19日、東京地裁(本田能久裁判長)で開かれた。小学館側は請求棄却を求めた。今後、小学館側から認否や主張に関する具体的な意見を踏まえ、争う方針。
訴状によると、同誌とニュースサイト「NEWSポストセブン」は2018年以降、ジャパン社がバンドメンバーの報酬を支払っていないなどと複数の記事で報じ、同社の名誉や信用を毀損したとしている。また、10月に死去したX JAPANのHEATHさんの訃報を巡り、遺族の意向に反する報道があったとしている。
所属事務所側の紀藤正樹弁護士(62)は小学館側の請求棄却について「(相手側は)基本的に争う姿勢をみせている」と説明。次回期日の4月12日に、小学館側の認否や主張が提出される見通し。